『ROKR 3D立体木製パズル(パーペチュアルカレンダー)LK201』

 パーペチュアルカレンダーを作ることができる木製パズルのキットです。
 箱を開けると、3枚のベニヤ板のシートと細かい部品が入った小箱、組み立て説明図(英語)などが入っています。
 まず組み立て説明図と外箱の「部材」の部分を見比べて、内容物を確認します。ベニヤ板に印刷されている部品は、とても精密にレーザーカットされていて、部品どうしを組み合わせればいいので、のこぎりはもちろん、接着剤すら不要です。ただし、組み立てにかなり力が必要な部分が一つだけあるので、金槌があったほうがいいと思います(必要な部分は説明書に書いてあります)。
 組み立て説明書に従って、最初の部品をベニヤ板から抜きます。かなり複雑な形の部品なので壊れそうな感じがしましたが……すごくキレイにレーザーカットされているので、意外なほど簡単に抜けました。もっともベニヤ板は薄めだし、部品は複雑なものが多いので、とにかく慎重に抜いたほうがいいと思います。「ゆっくり押し出す」感じに力を入れると、小さい部品でも壊さずに、するりと抜き出せました。バリもほとんどなく、やすりをかけなくても、そんなに気にならないと思います。なお、やすりは付属しているので、一応、でこぼこな部分を、やすりで磨きましたが、やらなくても問題はなかったような感じでした。
 また、嬉しいことに、ほとんどの各部品には、番号が振ってあります。だから間違って部品を抜き出してしまっても、どの部品かを迷うことはあまりないと思います(ごく小さい部品には、番号がありませんでしたが……)。それでも、部品を抜くのは「組み立てに必要になったとき」だけにしておいた方が、部品を誤って壊してしまう恐れも少なくできると思います。

 組み立て説明図はすべて英語ですが、細かい図面があるので、それを見るだけで組み立てられました。ただ……組み立て図の部品には、「表面(模様が書いてある)」、「裏面(模様がない)」の2面があることに気づかず、途中の一カ所だけ、裏と表を間違えてしまって、小さい部品2個を抜いて組み立て直すことになってしまいました(涙)。なお、小さい部品には予備があるものが多いので、こういう間抜けな事態になっても、なんとかリカバリできると思います(笑)。
 組み立てで、かなり指が痛くなることがありますが、木製部品を抜いた後の木枠を活用して、それを(または、それに)押し付けるようにして組み立てていくと、指の痛さを予防できると思います。
 また一部で「ロウ」を塗る部分もありましたが、その際「ロウ」がポロポロ細かい塊になって貼りつくことがあったので、その部分は古歯ブラシで、こすりつけるように工夫しました。
 さて……完成。
 この木製パズルは難易度3。歯車のあるモデルにしては、難易度がとても低いので、組み立ては簡単。出来上がりの姿も美しいので、とても楽しかったです。
……が、日付合わせは、説明が分かりにくくて、ちょっとやりにくかったです。「年」のディスクを停止させる部分がとても硬くて「停止」させにくいし、「月」と「1か月分のカレンダー」を合わせる部分も分かりにくく……歯車で連動していることで、かえって設定しにくくなっているような気すらしてしまいました(苦笑)。
 それでも、とりあえず設定できたので、置いてみると……なんか、すごく良い感じです☆
 この商品写真通りの見た目になるので、そこらへんに置いてあると、何やら古代の測定装置みたいな感じで、アンティークさの漂うお洒落なアイテムになるのです。(まあ元はベニヤ板なので、チープな感じも漂いますが……)。
 うーん、なかなかイイ感じ。ふふ……でも、たぶんもう、カレンダーとして使うことは、ないんだろうな……(苦笑)。(設定し直しはできるので、もちろんパーペチュアルカレンダーとして機能するのですが、家には「自動表示の電子カレンダー」など、もっと設定が簡単なものがすでにあるので……)。
 意外に簡単にできるのに、ちょっとお洒落なパーペチュアルカレンダーを作ることができる木製パズルのキットでした。とても楽しいので、みなさんも、ぜひ作ってみてください☆
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