『洋書:The Very Hungry Caterpillar’s Snowy Hide & Seek: A Finger Trail Lift-the-Flap Book(英語)』2020/10/13
英語版 Eric Carle (著, イラスト)

「はらぺこあおむし」の冬の(クリスマス)めくりしかけ絵本です。
 どのページも「はらぺこあおむし」の這い跡っぽい波打つ凹線をなぞっていくと、隠れた何かにたどり着くという構成になっています。
 ぶ厚い紙で作られた絵本の表紙でも、赤い波線は深く刻み込まれています。それをなぞっていくと、その先にはカラフルなクリスマスツリー☆ ツリーの星や玉飾り、赤線の下のプレゼントも刻み込まれているので、触ると凸凹が感じとれます。
 表紙を開くと、最初のページは夜空に月が浮かんでいる白い丘。
 そして「誰がクリスマスイブの夜に、トナカイにエサをやっているの? それはサンタさんさ、もちろんね……」という文章が書いてあります(英語で)。
 夜空の下の白い丘の稜線をなぞるように、黄色い線が刻まれています(凹になっています)。それを辿っていくと森の木が……ここにめくりしかけが付いていて、それを開くと……トナカイたちにニンジンをあげる赤いサンタさんが!(なぜかトナカイというよりは鹿に見えますが……(笑))。
 こんな感じで、テンポがいいリズミックな文章が謎を投げかけ、長い凹線を指でなぞった先にめくりしかけがあって、その下に謎の答えがあるという「かくれんぼ」絵本なのです。
 カールさんらしい鮮やかな色彩、可愛いキャラクターのイラストも、リズミックな詩のような文章も、とても素敵。ページのイラストのどこかに、凸凹がつけられているので、触って感触の変化を楽しむことも出来ます(ここでは、月が凹になっています)。
 しかもどの見開きページにも、どこかに必ず小さい「はらぺこあおむし」がいるので、それを探すのも楽しいです。
 とても素敵な「はらぺこあおむし」のクリスマスしかけ絵本です。丈夫な厚紙で作られているので、小さいお子さんでも安心して楽しめると思います。しかけ絵本にしては、価格も安価だと思います(私が購入したときは1,500円程度でした)。贈り物にしても喜ばれること間違いなし☆ お勧めです☆
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・1~2ページ目:月夜の白い丘。黄色い波線をたどった先の森をめくると、トナカイにニンジンをあげる赤いサンタさんがいます。
・3~4ページ目:凍った雪山。オレンジの直角線をたどった先の雪山をめくると、スノーマンがいます。
・5~6ページ目:雪の結晶が舞う夜空の雪(氷)の砦。紫のカーブ線をたどった先の雪の砦をめくると、ペンギンの群れがいます。
・7~8ページ目:雪夜に浮かぶ暖かい灯りのついた家。緑の波線をたどった先の家の壁をめくると、たくさんのクリスマス・アイテムが見えます。
・9~10ページ目:クリスマスの暖かい室内。明るい部屋の中の赤い曲線をたどった先のクリスマスツリーをめくると、窓の外のサンタさんが見えます。暖炉をめくると炎が、お菓子の家をめくると、はらぺこあおむしが☆
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 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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