『食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~』2019/11/30
満尾 正 (著)
ビジネスの生産性を高める基盤は栄養。必要な栄養で体が満たされてこそ、脳や体、精神が、最も高いパフォーマンスを発揮する……ハーバード大学で最新の栄養学を研究した医学博士の満尾さんが、ハイパフォーマンスのための栄養と食事について教えてくれる本です。
ここで「食べる投資」として勧められているのは、次の10項目。
1 毎日、1パックの納豆を食べる
2 食物繊維でメンタルを強化する
3 タンパク質を考える(魚の効用)
4 「1日4色」の野菜で炎症を防ぐ
5 ココナッツオイルを常備する
6 女性は鉄をチャージする
7 男性ホルモンを増強させる
8 3つの栄養素(亜鉛、ビタミンD、マグネシウム)をサプリでとる
9 コーヒーとチョコレートでブレイク
10 入眠前にグリシンをとる(グリシンはホタテやエビに含まれている)
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この本では、これらの効用を詳しく紹介してくれるだけでなく、調理法(おかずの見本写真と材料・作り方)まで教えてくれます☆ この「おかず」は作り方がすごく簡単なのに、とても美味しそうなものばかりで、試してみたくなります。
この他にも、「甘い飲料」は飲まないなどの「食べない投資」11項目もありました。
「食べない投資」の「4 食べる時間に注意する」では、「体のリズムに合わせるならば、朝食はあっさりとしたものを軽くつまむ程度、午後は栄養たっぷりのもの、夜間は空腹を感じない程度に軽めのもの」が勧められていましたが……朝から食欲旺盛な私としては、今まで通り「エネルギー補給のために朝昼食はしっかり食べ、夕食は夜間の身体のメンテのための栄養補給(糖質控えめ)をする」を続けていきたいと思います。「お勧め」は自分で納得したものだけを、ちゃっかり取り込むことにしているので(笑)。
全体としては、日本で一般的に「良い栄養の取り方」と言われてきたものを総まとめしたもの、という感じで、目新しいものはなかったように思いますが、それだけに信頼できる内容だったように感じました。私自身もすでに実行しているものが多かったです。
「「だるい」「疲れやすい」「手足が冷える」といった現代人に多くみられる不定愁訴は、実は細胞でのエネルギー産生に滞りが生じているというサインであることが多いのです。」ということなので、これらに悩まされている方は、ぜひ読んでみてください。何か、改善のためのヒントを拾えるかもしれません。健康で元気な毎日を過ごしましょう☆
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なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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