『気持ちを贈る ギフト切り紙 お祝い袋・ポチ袋・カード・ギフトボックスなど』2013/11/14
大原まゆみ (著)

 切り紙を応用したお祝い袋、ポチ袋、ポップアップカード、ギフトボックス、ギフトバッグなど66点の作り方を教えてくれる本です。もちろん型紙もあります。
 作品作りに使用する紙は主に「色画用紙」。B4のものを切り分けて使っているそうです。接着剤には木工ボンドがいいようです。
 そして切り紙の基本的なやり方の写真つきの説明があります。型紙の使い方としては、紙を指定通りに折り畳んだものに、コピーした型紙を重ねてカーボンコピーして使う方法の他に、コピーした型紙と折りたたんだ紙をホッチキスでとめて一緒に切ってしまう方法の両方が紹介されていました。一緒に切っちゃう方が簡単でいいです☆
 そして色画用紙を切って作る「お祝い袋」、「ポチ袋」、「ポップアップカード」、「ミニカード」、「ギフトタグ」、「花のリボン飾り」、「ギフトボックス」、「ギフトバッグ」などの完成見本写真、作り方説明、型紙集と続きます。どれも結構簡単に作れそうなのに、使い勝手がいい素敵な作品ばかり。
 個人的にこれいいな、と感じたのは「ギフトタグ」。表紙写真の右上で、シャツの上に置かれているものです。商品についているタグのような二つ折りのタグの、上になっている部分が切り絵になっていて、リボンを通して商品に付けるのですが、リボンを通さなくても、折り目に挟むとか、安全ピンで留めるとか、いろんな使い方が出来そう。プレゼントを贈る時に、一言添えるミニカードとしてもお洒落だと思います。
 そして「ギフトバッグ」もいい感じ(表紙写真の左中央の赤い手提げバッグ)。小さいサイズの可愛いギフトバックで、これを沢山作っておくと、ハロウィンの時に子どもたちにキャンディやクッキーなどをあげるために便利に使えそうです。
 良いアイデアだと感じたのが「花のリボン飾り」。表紙写真の右下の切り花です。プレゼントを贈るときに、リボンを結んだ時の飾りに使うのですが、これがあれば不器用な人でも、きれいにリボンを飾れるだけでなく、なんか特別感がでて素敵だと思います。
 切り絵のポップアップカードも、切り絵の特性が上手く使われていて、あまり難しくないのに繊細な美しさが感じられる作品が多いです。サクラの切り抜き部分などは、クラフトパンチを活用すると、もっと簡単に作れそうな気がします(笑)。
 どれもとても使い勝手のいいアイテムばかりなので、暇なときに作り置きしておくと、とっさのときに便利に使えると思います。切り紙や切り絵が好きな方は、ぜひトライしてみてください。お勧めです☆
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