『和書:カラコロピタン! レゴブロックで作るからくり装置』2018/11/30
パット・マーフィー (著), みずしま ぱぎい (翻訳)

『洋書:Lego Chain Reactions (Klutz S) (英語)』2015/1/13
Pat Murphy (著), Scientists of Klutz Labs (著)

レゴブロックで、ピタゴラスイッチのようなからくり装置を作ることが出来る工作絵本です☆ 装置を作るために使えるレゴなどの部品も、付録についています。
ご存じの通り「ピタゴラスイッチ」というのは、1つのアクションが次のアクションにつながり、さらに次のアクションへ……というからくり装置のミニTV番組ですが、この絵本で、そういう楽しいからくり装置を作ることが出来るのです☆ 本の中で作り方の説明があるのは、次の10個の装置です。
1)クイントプル
2)ドミノ
3)シーソー&スロープ
4)とびだすはた
5)カタカタボード
6)ゆっくりスピン
7)2だんスロープ
8)かっしゃ&バケツ
9)じょうごスロープ
10)ジグザグスロープ

本には付録として、レゴブロック33個と小さいボール6個、からくり用の糸と紙のパーツが入っています。
ただし、この本で紹介されている装置すべてを、この付録だけで作れるわけではありません。他のレゴブロックが必要になる装置もあるのです。たいていはごく普通のレゴブロックなのですが、一部、スロープ状のレゴブロックやタイル状のレゴブロックという少し特殊な形状のレゴブロックが必要になる装置もありました。
また装置を作るのに、この本の付録の紙のパーツを使うことがありますが、部品の紙が意外に薄くてヘロヘロした感じなので……残念ながら、何度も遊べるというわけではないようです。
それでも「ピタゴラスイッチ」のような、ちょっと複雑なカラクリを自分で作って遊べるという素晴らしい体験が出来るので、とても楽しいし、手先を器用にしたり、カラクリが動く仕組みを考えたりと、科学工作の勉強にもなると思います。2500円で、これだけ遊べるなら十分満足です。
また、この本に入っている付録のブロックは、カラクリを作るための特殊なレゴの部品(穴あきブロックや軸、軸受け、コネクターなど)なので、紙のパーツが破れて壊れてしまった後も、厚紙で自分独自のデザインの部品を作るなどして、これらの部品を活用した自分なりのカラクリに発展させやすいと思います。
たっぷり遊べるレゴの知育絵本。お勧めです☆
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