『仕事の効率を上げミスを防ぐ 整理・整頓100の法則』2020/3/26
桑原 晃弥 (著)
仕事を効率化しミスを防ぐための整理・整頓術(心構え)を教えてくれる本です。
仕事を効率的に進め、ミスを防ぐために不可欠な整理・整頓について、トヨタ式やGoogle、アップルなど様々な企業を研究して、プロの技術を実践提唱している桑原さんが、整理・整頓100の法則を、1項目2ページで解説してくれるのです。
例えば、「第4章 仕事の無駄をなくすための整頓術」には、次のような項目がありました(一部を抜粋紹介)。
065 「自分時間」と「他人時間」を意識しよう
(他人時間を調整してまとまった自分時間を確保しよう)
066 「失敗の記録」をつけておく
067 メモを定期的に整理整頓しよう
068 こまぎれ時間を上手に活用しよう
070 1日5分、1日のスケジュールを整理整頓しよう
073 自ら負荷を課してみよう
(仕事の中のムダに気づき、創意工夫する力を身につけよう)
074 会議のムダに目を向けよう
(「会議は原則ではなく、例外にしなければならない」ピーター・ドラッカー)
075 メール整理の基本は受信トレイを「空にする」
076 「カバン1つで仕事をする」覚悟をしよう
080 スピーチや交渉成功のカギを握るポイントの整理整頓
082 本当に重要なこと以外には「ノー」と言おう
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「整頓」というと、物を出しやすくするために並べ直すことだと思っていましたが、「会議の数や時間を減らす」ことまで含まれていたんですね(笑)。
こんな感じで、仕事の効率をあげるための心構えや具体的方法を教えてくれるのですが……「日頃から不要なものを減らして整理整頓を心掛けよう」の一言でまとまりそうな重複した内容が多数あるような気がしてしまいました(汗)。この本は、「「~すれば、~できる」という速効仕事術を、1項目2頁で100項目まとめた人気シリーズの最新刊」なので、100項目分を無理やり絞り出したようですが、半分の50項目でも良かったような……その方が読むのにも効率的だし、重要項目をより明確化させられたと思います。
全体としては、「整理整頓」系仕事術の一般的な方法を網羅した感じで、あまり目新しいものはなかったように思いますが、トヨタ式整理整頓術など、定評のある仕事術が多数紹介されているので、若手社員の方には、とても参考になるのではないでしょうか。
仕事場が散らかっている、机の上がモノで溢れていることが気になっているビジネスマンの方は、ぜひ読んでみてください。仕事にも、生活の質を上げるためにも、整理整頓、とても大事です☆
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なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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