『クミテラ/アリス KT-007(C)Disney』
カワダ(Kawada)
アリスをモチーフに、キャラクター達が飛び出してくるテンドグラスの空間を表現した立体作品です☆
商品写真を見ると平面にも見えますが(笑)、実は両サイドの柱が手前に飛び出し、ウサギの下の床がちゃんと「床」で、アリス、ウサギ、チェシャ猫、カードの一部が飛び出しているのです。アリスたちには、透明なでっぱりがついていて、それを背景の壁や床に差し込んで固定します。
商品は小さい単行本サイズ・ポップアップカード程度の厚みで、とても綺麗な厚紙のケースに入っています。
不思議の国のアリスの美しくて可愛いイラストにわくわくしながら、中を開くと……精密に色鮮やかに印刷された透明シート・細かくカットされた黒のシートという材料と、フルカラーの組み立て説明書が入っていました。この材料だけでほぼ完成させられるので、道具や接着剤は不要です。(私は使いませんでしたが、精密工作用のピンセットと粘着テープがあるといいかもしれません)。
組み立ては、全体的には、透明シートから保護フィルムを外し、枠組み用の黒いシートから剥離紙をはがして、その裏の粘着を利用して黒枠を透明シートに貼って、組み上げていくという手順になります。
簡単とも言えますが……透明シートから保護フィルムをはがすのに苦戦してしまいました。枠組み用の黒いシートの不要な部分の剥離紙をはがして、その裏の粘着部分を押し付けながら、ぐりぐりさせると少しずつはがれてくるという感じです。私はなんとか黒いシートの余分な部分だけで全部の部品をはがせましたが、足りなくなった場合は、手持ちの粘着テープを利用するといいと思います(指だけでは、なかなかはがせないので)。
それと……ステンドグラスの背景と黒枠の線同士を合わせるのも、なかなか神経を使います。これも慎重に頑張って貼り合わせました。
ちなみにキャラクターの黒枠は、説明書にあるように、「部品のみの剥離紙をはがす」ように注意しましょう。特にチェシャ猫は、細かい切り込みの部分が指に貼り付くと壊れやすくなるので、しっぽや胴体など、細かい部分を避けてつまむことをお勧めします(私は顔の部分を一部壊してしまい、その部分の枠組みを取り除くことになりました……でももとの透明シートに黒枠もちゃんと印刷されているので、枠組みの一部がなくなっても、それほど目立つことはありません。……ホッ)
そしてなんとか部品すべてが完成。商品写真通りに、とても綺麗で可愛いです☆
本来はこれらを立体に組み上げるのですが、私は最初から額に入れて飾ろうと思っていたので、ここから組み立て説明書から離れて、平面のレリーフ風に組み立てることにしました(笑)。
……ということで、床をアーチ状に組み込むことも、キャラクターの透明出っ張りを差し込むこともなく、全体を平面のレリーフ状に配置。キャラを組み込むため出っ張りは折り込んで、キャラをわずかに浮き上がらせる効果に使います。
この作品は立体の方がだんぜん素敵ではあるのですが、薄い透明シートで出来ているので、長期間飾るためには、立体作品を埃から守るため、飾り棚に入れた方がいい感じなのです。でも飾り棚に空きはあまりないし、商品写真でも想像がつくように、平面にしても素敵になるので、最初から平面で飾るつもりで購入しました。
さて、レリーフも完成したので、いよいよ額(別に購入しておいたもの)に入れます。
……うん。とても素敵に出来ました☆
色鮮やかなステンドグラスの「不思議の国のアリス」。小さくて目立たないので、身近な場所に飾るのにぴったりだと思います。
価格が意外と安いのに、とても素敵な作品ができるので、ちょっとした気軽な贈り物にしても喜ばれるとは思いますが……組み立ての難易度はかなり高めなので、贈る相手は器用な工作好きの人を選んだ方がいいかもしれません。
またこの作品は、私のように一部作り方を変更して額に入れることも出来ますが、ちゃんと作り方説明書通りに組み立てれば、立体としてそのまま立てて飾れるはずなので、その場合は窓など光のあたる場所に置くと、とても綺麗だと思います。また別売のLEDプレートを使用すると、好きな場所で下からと後ろからの光で色鮮やかにライトアップすることも可能だそうです。
ディズニーシリーズのステンドグラスデザイン「不思議の国のアリス」。とても素晴らしい作品が出来上がるので、ぜひ作ってみてください☆
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