『図解 最新医学でわかった突然死にならない方法 血管の病気がいちばん怖い』2021/9/20
高沢 謙二 (著)
最新医学でわかった「突然死にならない方法」を教えてくれる本です。
日本では、なんと年間約10万人もの方が突然死しているそうです。これは日本人の全死亡者の約２割近くに相当し、1時間以内の突然死の約7割が心疾患だとか。
心臓発作はある日突然、心室細動などの致死的心室性不整脈が起こることによって心臓が正常に収縮せず、全身に血液を送り出すことができなくなって、あっという間に死に至る……怖いですね。……でも、その一方で、「ピンピン・コロリ（死ぬ直前まで健康でいる）」を目指すなら、死因はこれが一番有望では？ とも思ってしまいます（苦笑）。だから正直言って、コレステロール値が少しぐらい高くても、それが何か？ と開き直っていました。それでも、今後は不老不死の時代がやってくるのかもしれないし、とりあえず、目指せるものなら、やっぱり今より健康的な生活を目指すべきでは……ということで、この本を読んでみました。
さて、血管事故の四大危険因子は、１）高血圧、２）脂質異常症、３）糖尿病、４）喫煙だそうで、血管年齢が若返る生活習慣４か条は次の通りです。
１）禁煙に努める
２）週２回、１回20分続けて歩く（有酸素運動）
３）質の良い睡眠をとる
４）ストレスをためない
……ごく普通の健康法で、すでに実行済みでした（笑）。
そして、血管年齢が若返る食習慣４か条は次の通りです。
１）野菜中心・野菜優先
２）食事は腹八分目に
３）塩も八分目
４）１日１回和食を（低カロリーで魚や野菜中心の和食）
……こちらは、健康のためにこうすべきだということはすでに知っていた食事法でしたが、必ずしも実行してはいなかったので、今後、少しずつ取り入れていきたいと思います。
さらに、「4章 食べる、動く、体の中から血管を若返らせる方法」には、大豆がとても体（血管）にいいと書いてありました。
「大豆たんぱくに含まれるペプチドは胆汁酸と結合し、悪玉コレステロールをからめとって便として排出します。」
「納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」には、血栓を溶かす働きがあり、心筋梗塞などの血管事故を防ぎます。」
……大豆たんぱくは、悪玉コレステロールを撃退してくれるんですね。これからはもっと納豆、豆腐、豆乳など大豆を摂取するよう心掛けたいと思います。
血管年齢を若返らせて突然死を防ぐ方法を教えてくれる本でした。この他にも血管若返り体操とか、四大危険因子ごとの対処法など、参考になることをいろいろ知ることが出来ます。高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などで自分の体調（健康）が気になっている方は、ぜひ読んでみてください。
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なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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