『ハリー・ポッター ペーパーモデルブック ([バラエティ])』2024/4/30
モイラ・スクワイヤー (著), 宮川 未葉 (翻訳)

 ハリー・ポッター映画に登場した建物などを簡単に組み立てられるペーパーモデルブックです(紙工作の絵本で、仕掛け絵本ではありません)。
 これ一冊で、なんと22個のペーパーモデルを作ることが出来て、自分の部屋に「ハリー・ポッター」のミニチュア世界が出現してしまうという魔法のような本です☆
 ペーパーモデルの台紙だけでなく、「ホグワーツ魔法学校」や「秘密の部屋」といった組み立てモデルごとに、映画の場面写真や撮影秘話を収録したストーリーもついているので、神秘的な「ハリー・ポッター」の世界に浸りきることが出来ますし、モデルを作り終えた後も、本が空っぽにならずに読める部分が残ることにもなります(笑)。
 組み立てることができる22個のペーパーモデルは、以下の通りです。
1)ホグワーツ魔法学校
2)秘密の部屋
3)大広間
4)ダンブルドアの校長室
5)グリフィンドール寮の談話室
6)クィディッチ競技場
7)禁じられた森
8)暴れ柳
9)ハグリッドの小屋、
10)9と3/4番線
11)ホグワーツ特急
12)漏れ鍋
13)オリバンダーの店
14)グリンゴッツ魔法銀行
15)ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ
16)プリベット通り
17)隠れ穴
18)ハニーデュークス
19)叫びの屋敷
20)魔法省
21)アズカバン刑務所
22)リトル・ハングルトンの墓地
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 本はリングファイルになっていて、最初に撮影秘話の本、続いてペーパーモデル本になっています。
ペーパーモデル本を開くと、最初に作り方の全体説明があり、続いて「ホグワーツ魔法学校」や「秘密の部屋」など、ペーパーモデルごとの組み立て説明書があります。この説明書は切り離せるようになっているので、必要なら切り離して使うこともできます(ただし裏面が他のモデルの説明書になっていますが……)。モデル数がとても多いので、誰かと分担して組み立てるときには、こんなふうに切り離せると便利だと思います。
 説明書の後は、切り抜いて組み立てられるペーパーモデル用紙が始まります。綺麗に着色されていて、ミシン目と折り線もすでに入れられているので、ページから切り離して、説明書通りに組み立てれば、簡単に素敵なペーパーモデルの魔法学校などが出来き上がり☆ 素晴らしい! まさにハリー・ポッターの映画のようなクラシックな色彩の神秘的な世界がどんどん生まれていきます。(なお表紙のモデルは、「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」と「ホグワーツ魔法学校」です)。
 しかも組み立てモデルの台紙の角には、この建物が何なのかを説明するためのカードがついているので、切り取って二つ折りにして、ペーパーモデルに沿えて展示するなど便利に使えます(ちゃんとモデルの写真もあるので、バラバラになったとしても、どのモデルの説明カードだったかが分かるようになっています……親切ですね!)。
 さらにペーパーモデル本の裏表紙の裏には、大きなポケットがついているので、モデル製作中の部品を入れるなど、これも便利に使えると思います。本を閉じるゴムバンドも付いています。
『ハリー・ポッター ペーパーモデルブック』……お家にハリー・ポッターの世界を出現させられる、本当に魔法のような本でした☆ みなさんも、ぜひ作って(眺めて)みてください☆
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