『顔のたるみ しわ 老け 顔太り 自力で一掃！名医が教える最新1分美顔術』2022/11/10
奥田逸子 (著)
ほおのたるみ、二重あご、目尻のしわ、顔太り……こんな悩みを防止（改善）して顔を若々しく保ちたい、たるみやしわを改善させたい人に、顔の悩みを自力で改善する「1分美顔術」体操を教えてくれる本です。
「プロローグ」には、顔がふける原因として次のように書いてありました。
「加齢以外の重大な原因は何かというと、それは皮膚の下にある「表情筋の衰え」なのです。」
奥田さんは病院でCT（コンピューター断層撮影装置）やMRI（磁気共鳴画像診断装置）を使った画像診断を行っていて、それを使って顔の「老化の過程」を可視化しているうちに、次のような原因が分かってきたそうです。
「しわやたるみは表情筋が衰えて薄くなることで引き起こされます。逆にいえば、表情筋を鍛えて厚くすることで、しわやたるみを改善することができるのです。幸いなことに、筋肉はいくつになってもトレーニングで増やすことができます。」
そして「ほおのたるみ」や「ほうれい線」は、２種の「ほお骨筋」の衰えが原因など、その筋肉の状態が、20代と60代の人のCT画像などで比較紹介されていきます。……こんなふうに画像で見せられると、すごく説得力が感じられますね！
そしていよいよ、顔の老化を防止（改善）する「1分美顔術」体操。著者の奥田さん自身もこれを行っていて、「あごのたるみ」が改善したCT画像を公開してくれています。うーん、効果がありそう！
その運動は次の５種類。各１分で５種類やっても、たったの５分。全部やる必要はなく、自分が気になる部分だけに効果がある体操をやるだけでもいいそうです。（本書では、大きな写真つきて、分かりやすく説明されています。以下では体操のごく一部と、効果のある部分のみを紹介）
・顔の悩み別おすすめ「１分間体操」
１）笑顔体操（口を開いてニッと笑う（10秒））
→ほうれいせんに効果あり
２）目ぱっちり体操（力を入れて目をギュッと閉じる（10秒））
→目の下たるみに効果あり
３）美首エクサ（顔を上に向け口を尖らせて「うー」という（5秒）→口を横に広げて「イー」という（5秒））
→首のたるみに効果あり
４）しわ消しプッシュ（おでこやまゆが動かないようにまぶたを閉じる→目を開ける。30回）
→おでこのしわに効果あり
５）かみしめ体操（舌を上あごに押しつけて奥歯をかみしめ「ん－」と声を出す。10回）
→こめかみのくぼみに効果あり
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この他にも、顔の洗い方（洗いすぎず、低刺激の石鹸洗顔がベター）とか、肌にいい食べ物（鶏の胸肉）とか、顔の若さを保つための情報をいろいろ知ることが出来ました。
とりわけ「1分美顔術」体操は、とても参考になります。この体操を１カ月チャレンジした３人の女性には、CT画像でも驚きの変化が現れていて、たぶん効果があるのだと思いますし、たとえ効果があらわれなくても、少なくとも害はなさそうで、首や顔の健康に役立つと思います。……ということで、私もやってみるつもりです。といっても前に読んだ『日めくり まいにち、顔ヨガ!: 1回10秒で小顔＆若顔になる』で、すでに一部同じような体操をやっていたことに気づきましたが……（笑）。
顔を若々しく保ちたい、たるみやしわを改善させたい人は、ぜひ読んで（試して）みてください。
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なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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