『新装版 目がみるみる良くなる3D絵本』2018/12/27
Artist HAL_ (イラスト)
特殊な方法・立体視で見ると、中に隠されたもうひとつの画像が浮かび上がってくるという立体イラスト(3Dイラスト)集です。
「3Dイラスト」は、視線を寄り目にしたり、ぼんやりさせたりして、イラストをじっと見つめているうちに、急に鮮やかな立体画像が浮かび上がってくるというイラストで、「目をよくする練習のための画像」としては知っていましたが、『3D絵本』と思ったことは、これまでありませんでした。でも……よく考えてみたら、これも「錯視錯覚」を利用した「絵本」とも言えるんだなーと、この本のタイトルを見て納得してしまったので、ここでも「錯視錯覚しかけ絵本」の一例として紹介させていただきます(笑)。
さて、「3Dイラスト」には、次の効果があるそうです。
「3Dイラストを見ようとして、目のピントを前後させていると、ふだんあまり使っていない目の筋肉がほぐれてきます。これを続けていくと、硬直してしまった目の筋肉が柔軟性を取り戻し、ピントをうまく調整してはっきりと物を見ることができるようになります。」
「3Dイラストは、左右の目で見た画像が異なるという特性(視差)を利用して、隠れている立体の絵が見えるように作られています。そのため3Dイラストを見れば、左右の目から得られた情報を脳が統合して、隠れている絵が何なのかを解釈する過程で、脳の見る働きも鍛えられるのです。(中略)本書「3D絵本」で目と脳をトレーニングし、視力アップや目の疲れを解消、そして脳力アップに役立ててください。」
……ふーん、そうなんだ……。
個人的には、パソコンや本を見ることが多くて「近目」ばかりしているので、「3Dイラスト」よりも、遠くを見る「遠目」の練習の方が効果的のような気もしますが(汗)、「3Dイラスト」を見ることで「目の筋肉がほぐれる」という説明に説得力を感じたので、こういう絵本をたまに見てトレーニングするのもいいかも、と思わされました。
「3Dイラスト」は、見やすい順に「初級・中級・上級」に分けられていて、段階をおって練習できるようになっています。
さらに「のぞき窓」トレーニングシート・ページもついているので、「3Dイラストの立体視」が得意でない人は、それを利用するとトレーニングしやすいそうです。
私自身は、「3Dイラストの立体視」は不得意ではないので「のぞき窓」を利用しませんでしたが、ほぼ全イラストを立体視できました(上級編の交差視は苦手なようで、「見るのはとても難しい」と書いてあったページだけ出来ませんでしたが……)。目がみるみる良くなったかどうかは分かりませんでしたが(汗)、立体視できると、「おお!」という驚きを楽しめるので、ぜひトライしてみてください。
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