『とびだす! 3Dアートえほん ふしぎなかいだん』2014/12/18
永井 秀幸 (著)
3Dメガネがなくても絵が浮き出して見える、摩訶不思議な空の旅(3Dアドベンチャー)の絵本です☆ 表紙に出ている旅人が、空に伸びていく長い階段を上る旅をします。
この本の楽しみ方は次の通り。
1)背表紙を下にして、絵本を立てる。
2)1ページずつ、手前にたおしていく。
3)正面から片方の目だけで見ると……あら、不思議! 絵が飛び出して見える!
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海底から空の上までずーーっと続く長い不思議な階段を上っていく旅の絵本。旅人は途中、いろんな生き物に出会う冒険をするのですが、平面のはずの絵本から、船や階段が飛び出して見えるのです☆
「飛び出す」絵本でも、3Dメガネが必要な絵本でもなく、ただ片目で眺めるだけで立体に見えるという不思議な絵本で、とても面白いです。……が、ずっしりと重い本なのです(汗)。キレイに飛び出して見えるためには、ページ(紙)がよれてしまっては絶対にいけない、つまり、ページは真っ平でなければならない(=丈夫でなければならない)という理由で、すごく分厚い紙が使われているせいか、絵本を持って眺めていると腕の筋トレになりそうなほどなのでした……。お子さんと一緒に楽しむ時には、絵本をテーブルに乗せてページを開くことをお勧めします(笑)。
それでも、こんな風に、ただ片目で見るだけで立体的に浮き上がって見える3D絵本は、とても珍しいので、ぜひ一度は眺めてみてください。不思議な楽しさを味わえます☆
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・1~2ページ目:この本の楽しみ方(正面から片方の目だけで見ると、絵が飛び出して見えるという「絵本の見方」のイラスト説明)
・3~4ページ目:中表紙(船が飛び出して見えます)
・5~6ページ目:海の底から海上へ向けて伸びていく不思議な階段が、飛び出して見えます(海底の魚たちが泳いでいます)
・7~8ページ目:上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(巨大なイカやノコギリザメが巻き付いています)
・9~10ページ目:海から出て、さらに上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(海上に鯨が姿を見せ、空には鳥が飛んでいます)
・11~12ページ目:さらに空の上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(緑の葉や枝がまきついています)
・13~14ページ目:さらに空の上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(一部途切れていて、葉っぱの橋がかかっています。虫たちが飛んでいます)
・15~16ページ目:雲から出て、さらに上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(雲の上の住人はお化け? 鳥の巣もあります)
・17~18ページ目:さらに上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(卵を守っている?巨大な鳥に階段を上ってきた旅人は襲われます)
・19~20ページ目:さらに上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(空の階段から落ちてしまう旅人。飛行機が飛び交っています)
・21~22ページ目:さらに上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(なんとか階段に戻れた旅人。今度は巨大な龍が襲ってきます)
・23~24ページ目:さらに上へと続いていく不思議な階段が、飛び出して見えます(ついに階段の頂上にたどり着いた旅人。目の前にはブラックホールが……)
・25~26ページ目:三日月や惑星が飛び出して見えます(三日月にのった旅人。棒で惑星を捕まえます。宇宙船も飛んでいます)
・27~28ページ目:全ページの写真と著者紹介など
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