『洋書:Dean Spinr Ellie Christmas(英語)』2013/10/1
Karen (Illus) Sapp (著)

かわいい女の子と愛犬のクリスマスしかけ絵本です。女の子・エリーと愛犬・サミーが、クリスマスの準備をしてクリスマス・シーズンを楽しみます。
なんと表紙にも「しかけ」があります。写真でも分かるように、女の子が円形で囲まれていて、その下に弧を描いた赤いスライド・バーがあります。このスライド・バーの端についているリボンを横に引っ張ると、赤いドレスの女の子が、赤いサンタ服の女の子に変身するのです(笑)。この女の子の描いてある円形は、開閉できる円形換気窓のような構造になっていて、弧を描いたスライド・バーの端のリボンを引くと、円内の模様が大きく変化します。表紙のしかけは、円形窓がビニールで保護されていて、埃が入り込んだり、突起に何かが引っ掛かって壊したりすることを防いでいます。
構造としては、大きな円の中心に丸い小さな円があり、小さい円の外側に放射線状に8つの切れ目が、扇風機の羽のような形で入っています。そして赤いスライドバーのリボン引くと、その動きにつれて、下の羽の内側に重ねるように隠されていた別の羽が表(上)に出てきて、上の羽に描かれた絵が見えるようになるという仕組みで、絵が変化するのです。
要するに「スライド窓」の仕掛けで、わりと単純な仕組みではありますが、しかけ絵本に使われているスライド窓は四角形のものがほとんどで、こういう円形のスライド窓が使われているのを見たのは初めてなので、結構、珍しい仕掛けだと思います。そういう意味で、しかけ技法的にも参考になります。
しかも動きがとても滑らかです。円形のスライド窓は四角形よりも構造的に少し複雑になるので、動きがぎくしゃくするかと思いましたが、横にリボンを引くだけで、すごく滑らかに絵が変化するので驚きました。
絵本の内部にも同様の大きな仕掛けが、5個あり、すべての動きが滑らかで、絵の変化を楽しめました。
ただ……この本の仕掛けは、この1種類だけで、他の飛び出す仕掛けなどはありません。ちょっと単調にも感じましたが、幼いお子さんでも壊れにくい仕掛けなので、幼いお子さんにも、自分でリボンを引いて変化を楽しんでもらえると思います。
(なお、この絵本は在庫切れのせいか中古品の価格が高騰していることがあるようですが、私が購入した時は、1500円ぐらいだったと思います、ご参考までに。)

・表紙:下のリボンを引くと、赤いドレスの女の子が、赤いサンタ服に変身します。
・1~2ページ目:凍りついた湖面で女の子と愛犬がスケートを楽しんでいます。赤いリボンをスライドさせると、犬が湖面で滑って転びそうになります(笑)
・3~4ページ目:家に戻ってきた女の子と愛犬が、クリスマスの贈り物の準備をしています。赤いリボンをスライドさせると、リボンがこんがらがって愛犬が大変なことに(笑)。
・5~6ページ目:女の子はクリスマスツリーの飾り付けをします。赤いリボンをスライドさせると、緑のクリスマスツリーに綺麗な飾り付けが!
・7~8ページ目:クリスマス・イブの日、女の子と愛犬はサンタクロースの訪れへの準備をします。赤いリボンをスライドさせると、外の風景が太陽が沈む夕景から雪の降る夜景へと変わります。
・9~10ページ目:クリスマスの朝、暖炉のそばにサンタクロースからのプレゼントが! 赤いリボンをスライドさせると、眠そうな女の子と愛犬が、大喜びします。メリークリスマス☆
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