『頭のストレッチ 謎解きパズル』2015/8/21
小野寺 紳 (著)
ひらめき力とロジカル思考が同時に鍛えられる名作パズルです。
実を言うと、同時に購入した『頭のストレッチ 謎解きパズル トライアル』を先にやったので、この本もちょっと意地の悪い難問奇問ばかりなのだろうか……と最初のうちは、びくびくしながら解いていたのですが、こちらの方は、頭は捻らされるけど、ほとんどの問題が15分以内で解ける適度な難易度のものばかりだったので安心しました(汗)。
とは言っても、決して簡単すぎることはありません。短い問題&可愛いイラストだから小学生レベルだろうと舐めてかかると、痛い目にあうかもしれませんよ(笑)。
ペンとメモ帳を片手に「うーん……」としばし悩むうちに、「ああ、わかった!」とどんどん気持ちよく解けていきます。「ふふ、天才か……で、次の問題は? どれどれ」と眺めると、暗号問題あり、図形問題あり、ウソツキ問題あり……目先の変わった問題が、次々に登場し、気がつくと30分以内の気分転換のつもりが、1時間以上もやっていた!なんていう罠が待っているかも(笑)。
この本は本当に「誰でも楽しめる」名作パズル集だなーと感心していたら、小野寺さんは、『頭の体操』『レイトン教授シリーズ』に出題した人気パズル作家なのだそうです。どうりで……。
『頭のストレッチ 謎解きパズル』は、気軽な気分転換や脳トレに最適なパズル集の一つだと思います。もちろん全問に解答(簡単な解説)付で、巻末には、図形パズル用の「切り取り用ピース」も付いています。ぜひ楽しんで解いてみてください☆
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『頭のストレッチ 謎解きパズル トライアル』2015/8/21
小野寺 紳 (著)
さて、『頭のストレッチ 謎解きパズル トライアル』の方は、ひらめき力とロジカル思考が活性化する超難問パズルです。
正直に言ってこの本の「トライアル」という文字で、勝手に「トライアル=お試し=入門編の易しいパズル」なのだろうと勘ちがいしてしまい、気楽な気分で解き始めたら……意外なほど難問ぞろいなのに驚きました(汗……しかも、これが難易度1だと?)。
それであらためて序文を読んでみたら、「(パズルの町の人々が投げかけてくるのは、)頭をやわらかくしないと解けない難問ばかり。解けずにもだえ苦しむこともあるかもしれません。もしかしたら、納得できずに怒り出すこともあるかも!? でもご安心ください。読み終わったころには、あなたもしなやかな思考の達人になっているに違いありません。」
……この本の方は、難問・奇問集だったのでした……(泣)。
問題文も短く、イラストも可愛かったので、すっかり騙されてしまいました。簡単に解ける問題ももちろんありましたが、すごく頭をひねらされる難問もあって、「パズル=気楽な気分転換」と考えてやり始めたはずが、「しっかりとした脳トレ」になってしまいました(笑)。
しかも問題文が不親切なことも多く、必要以上に頭を悩まされたような気が……(汗)。解答編の解説も不十分と感じるものもいくつかあったので、根っからのパズル好きでない方には、厳しいものがあるかもしれません(汗、汗)。ただし巻末に、図形パズル用の「切り取り用ピース」がついているのは、とても親切だと感じましたが……。
本気で「納得できずに怒り出」したくなったのは、8問めの「チーズおじさんのパズル」。この答えは、裁判になったとしたら、社会通念上認められないと判断されるほどの詐欺レベルの答えだと思います。改版の機会があったなら、ぜひ再考していただきたいと思います(怒)。この問題のせいで、これ以降の問題も「あのような詐欺レベルの問題ではないか?」と疑心暗鬼になってしまいました。
……と、いつになく辛口の感想になってしまいましたが、一部の問題以外は、それなりに楽しく(?)頭を絞ることができたパズル集でした(ほとんどの問題は解けました)。この『頭のストレッチ 謎解きパズル トライアル』は、根っからのパズル好きの方だけにお勧めします(笑)。かなりの難問・奇問がそろっているので、解けたときの爽快感はなかなかですよ☆