『しかけぬり絵 日本一周再発見』2017/11/10
柳川 風乃 (著)

隠れた何かを探したり、塗ると何かが浮き出たりする「しかけぬり絵」の本です。
「しかけぬり絵」というタイトルに、何かが飛び出したりするのかな? と「しかけ絵本」定番のしかけを期待してしまいましたが、飛び出すなどの三次元ペーパークラフト的な仕掛けではなく、「探し絵」や「塗り方によっては立体に見える(錯視)」の「しかけ」があるという塗り絵(二次元)の本でした。まあ「飛び出す」しかけの塗り絵っていうのは、考えてみるとすごく塗りにくいですよね(笑)。「しかけ絵本らしい仕掛け」のあるぬり絵の本の『ぬりえの時間』も、「めくりしかけ」だけでしたし……。
それでも「日本一周再発見」のタイトルにふさわしく、47都道府県がテーマになっていて、各都道府県の名物などが、ユーモラスでポップなイラストで表現されているし、塗り方によっては立体に見えやすく描かれているなど、細かいワザが盛り込まれていて、すごく楽しい塗り絵の本です☆
各都道府県が一枚の塗り絵になっていて、へー、新潟ではキツネの嫁入り行列があるんだー(笑)とか、ぶんぶく茶釜って群馬だったんだーとか、色んな再発見もありました。

しかも各ブロックごとの塗り絵もあって、これが本当によく出来てる☆ 各県の形に、その都道府県らしい名物がうまく盛り込まれているうえに、どこかに都道府県名が隠れていて、それを探しながら塗るのです。これ、地理の勉強にもなりそう。
こまかい部分が多いので、お勧めの画材は、色鉛筆、カラーサインペン、カラーボールペンだそうです。冒頭に「ミラクルレッスン」として、立体的に見える塗り方のコツがある他、カバーの裏側折り返しに、カラーでの着色例が掲載されていますので、それを参考に塗ってください。
そして絶対にはずせないのが「ミラクルヒント」の「47都道府県お楽しみポイント」。例えば「北海道」の場合には、塗り絵の中に「黒ネコの他に、北海道の動物11匹」が隠れているというヒントがあるので、塗る前にこれを読んでおくと、いっそう塗り絵を楽しめると思います。(知らないで塗ると、動物に気づかないまま、変な色に塗ってしまうかも?)
気持ちよく塗れるのは、30分から1時間程度だそうですが、どの絵も一枚あたり、その程度の時間で塗れると思います。一枚ずつ塗っていくと、再発見を楽しみながら「日本一周」を楽しめてしまいます☆
お子さんの楽しい地理の勉強にも、大人の脳トレにもなる、とても楽しい塗り絵の本です。お勧めです☆