『はじめての脳活ドリル塾 1日1ページ60日 』2016/6/2
田澤 俊明 (監修)

塗り絵・迷路・さかさま計算・漢字など、バラエティに富んだ問題で、楽しく脳を活性化してくれる脳トレのドリルです。
「脳は死ぬまで進化し続ける。それには毎日脳を使うこと」なのだそうです。脳に刺激の少ない(アタマを使わない)生活を送っていると、それまで構築されてきた脳のネットワークが切れていき、脳のパフォーマンスが低下し始めるそうです(汗)。
脳機能の低下を防ぐ脳トレのために「漢字ドリル」や「計算ドリル」をやるのもいいですが、毎日同じような問題を解いていると飽きてきますし、働くのも脳の同じ場所ばかりでは、脳トレの効果も落ちてきてしまいます。
でもこの本は、地図問題や、駄洒落問題、しりとり、迷路、さらには塗り絵まで、バラエティに富んでいるので、飽きずに毎日取り組めます。……というか面白いので、一気に解いてしまいました(汗)。実は、私自身はまだ脳に衰えは感じていないので、この本は短時間の気分転換のために買ったのですが、最初の頃の問題が意外に難しくて、「おっ?」と興味をひかれ、その後はあまりにも簡単に解けてしまうので、つい夢中になってしまったのです(あーあ、またやっちゃった……)。難しすぎる問題だと、途中で嫌になって止められるのに。
でも、最初のころの問題の難易度が高い割に、後の方の問題は簡単になっていくというこの構成、パズル好きの興味を引くのには効果的ですが、「はじめての脳トレ」に使うのには良くないような……(汗)。難しすぎて面倒だと感じて、最初の問題でやめてしまう人が続出してしまうのではないかと心配してしまいます。もっとも「こんな簡単そうな問題でも、意外と時間がかかってしまうようになってしまった!」と、はじめにガツンと衝撃を与えるのが目的なのかもしれませんが……。
それとちょっと気になったのが、問題や解答にいくつか間違いがあったこと。65ページの「スピード丸つけ」の問2の1は「7つ」ではなく「6つ」で、問2の2は「6つ」ではなく「7つ」です。また、75ページの「5文字の並べかえ」の問題4「ゲケツマシ」は、「ゲケツマツ」ですし、90ページの「6文字の並べかえ」の問題10「レブレッスレ」は、「トブレッスレ」などになるはずです。まあ、パズル本では問題や解答に間違いがあるのは結構よくあることなので、「あれ?」と思ったら検算するなどして「問題や解答が間違っているのではないか」を確かめてみましょう。その他、「しりとり」問題でも、解答に書いてある以外の別の正しい解答がたくさんあるはずなので、解答に書いてなかったからといって、間違いだと落胆する必要はありません。(なお、間違いがあったのは、2016年6月30日発行のもの。これ以降の場合は、修正されているかもしれません。)
……ということで、ちょっと問題もある「脳トレ」本ではありましたが、「計算」や「漢字」だけでなく「しりとり」「迷路」「塗り絵」など、いろんな種類の脳トレが盛り込まれている本だったので、とても楽しませてもらいました。また「脳トレで脳が若返る理由」とか「アタマがよくなる食べ物」など、脳に関する情報コラムも参考になると思います。「脳トレ」初心者の方にはもちろん、「漢字ドリル」や「計算ドリル」に飽きてしまった方にもお勧めします。