『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』2014/8/1
裴英洙 (著)
「疲れ」を翌日に持ち越さない方法を教えてくれる本です。特に目新しいコツがあるわけではないのですが(汗)、一般的によく言われている回復法を中心に、医師の立場から分かりやすく教えてくれるので、説得力があります。
「疲れ」対策は、まず「疲れる」しくみを知ることから始めます。疲れには、肉体的な疲れ・精神的な疲れ・神経的な疲れの三つの種類があるので、それに合わせた回復法をとるべきだそうです。
疲れているときは、とりあえず「休息(=睡眠)」とばかり考えていましたが、確かに、激しい運動で身体が疲れているときと、人間関係のストレスで心が疲れているときでは、リラックスの仕方を変えた方が良いのかもと感じました(汗)。
また眠っても疲れがとれない、と感じている方は、4大悪習慣(「運動不足」「ドカ食い」「就寝間際のコーヒー」「寝る前の一服」)をやめると良いそうです。
このように、さまざまな回復法を具体的に教えてくれるので、「疲れている」と感じている方は、その中から自分に合ったものを選んで、少しずつ試していくと良いと思います。
また仕事のやる気がでない時には「机を掃除する」という方法は、私自身も行っている方法で、実際にすごく効果的だと感じていますので、お勧めです。身体を動かして気分転換になるだけでなく、周囲の見た目もすっきりするので、気分が爽やかになります☆
そして、「カラダ手帳」を使って、自分の疲れのパターンを明らかにするという方法が、「疲れを翌日に持ち越さない」たった1つの習慣だと教えてくれます。「カラダ手帳」に、その日の自分の体調を○×式で簡単に書いて、仕事や体調についての短いメモ(寝不足・商談成立など)を記入しておくのです。これを折にふれて眺めると、飲み会が多くなると寝不足になるとか、パソコン仕事の後に頭痛になるなど、自分の体調変化の傾向に気づき、対策をたてやすくなると言います。
「疲れ」は、その人その人で、原因や対処法が違うものだと思います。いつもなんとなく疲れているな、と感じている方は、この本を読んで、「カラダ手帳」を作り、自分に合っていると思う回復法を試してみてはいかがでしょうか。