『脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫) 』2012/2/14
有田秀穂 (著)
「脳からストレスを消す技術」を教えてくれる本です。
その方法とは、ずばり「リズム運動」をすることと「涙」を流すこと。意外に簡単な方法で驚きましたが、この本では脳科学の観点からその効果を解説してくれるので、説得力が感じられました。
ストレスを感じるのは、「脳」の働きなので、脳の仕組みを理解すればストレスも解消できるのだそうです。
そしてストレス解消の方法は、大きく分けて二つ。一つは、「セロトニン(ストレスを受け流す体質を作る機能)」を高める「リズム運動」で、もう一つは、たまったストレスを一瞬で解消する「号泣」なのだとか。運動が体と脳に良いのは知っていましたが、「涙」にそんな凄い力があったとは……。
日常、ストレスを感じている人は、一定のリズムを刻む「リズム運動」を続けることでストレスを受け流し、たまに泣ける映画や本を読むなどして「号泣」すると、たまったストレスを一気に押し流すことが出来るようです。そしてこの「リズム運動」は、激しい筋トレなどではなく、ウォーキング、ジョギング、マラソン、サイクリング、水泳、エアロビクス、スクワット、ダンス、坐禅(腹式呼吸)、ヨガ、太極拳、念仏などの他、一定のリズムでガムを噛む事や太鼓をたたくことでも良いそうです。……それぐらいなら、続けられそうな気がします。
最近はあまり号泣などしていませんでしたが、ストレスがすごく溜まってきたら、あまりにも泣かされるのでDVDが本棚にあるのに全然見ていないアニメ映画『火垂るの墓』でも見ようかなという気持ちになりました(笑)。
ストレスを感じている方は、ぜひ読んでみてください。