『マジック・ツリーハウス探険ガイド サバイバル入門 (マジック・ツリーハウス探険ガイド 11) 』2015/11/18
メアリー・ポープ・オズボーン (著), ナタリー・ポープ・ボイス (著), 甘子 彩菜 (イラスト), & 1 その他
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巨大地震、津波、噴火、竜巻、雪崩などの災害や、ジャングル、サバンナ、海、雪原など、大自然のなかで身を守る方法を、子供向けに分かりやすく解説してくれるサバイバル入門です
「マジック・ツリーハウス」というシリーズ中の一冊ですが、この「マジック・ツリーハウス」とは、アメリカの児童文学作家メアリー・ポープ・オズボーンによる児童文学シリーズで、まじめで聡明な兄のジャックと冒険好きで行動派の妹アニーの二人が、魔法のツリーハウスを使って時空旅行をする物語だそうです。
そしてこのシリーズの「探険ガイド」は、シリーズの話に出てきたことを更に深く掘り下げた発展学習教材として書かれたノンフィクションで、この本もその一冊。ジャックとアニーの兄妹が、今までの旅の経験を活かして(?)、みんなに危険から身を守る方法を教えてくれるサバイバル入門書です。空想の物語ではなくサバイバルについての総合的解説書なので、今までの二人の物語を知らなくても、まったく問題ありません。
子ども向けのシリーズの一環として出版されているので、「子供が自分で身を守れるように」すごく分かりやすく書いてあります。
こんなに本格的な子供向けサバイバル本は、あまりなかったような気がします。大人が読んでも充実した内容なので、ぜひ家族そろって読んで欲しいと思います。
最初の項目は「道に迷ったら 」。ここには、子どもが大自然の中で道に迷った時のための、すごく大切なアドバイスが書いてあったので、以下に紹介させていただきます。
「まず大切なのは、「そもそも、迷子にならないようにすること」です。たとえば、ひとりで歩き回らない。とくに初めての場所では、いつも仲間と一緒にいるようにしましょう。その方が安全だし、なんと言っても楽しいですよね。それから「もしもの時の用意をしておくこと」。飲み水や食料、地図やコンパス(方位磁石)、笛などを荷物に入れておきましょう。」
……まさしく、その通り! 友人とキャンプなどに出かける子どもには、ぜひ教えておきたい内容だと思いました。
そして「自然の中で迷ったときの心得」として次のことも教えてくれます(実際にはもっと長い文章ですが、ここでは要点のみを紹介します)。
1)いったんすわって深呼吸。まずは落ち着こう。
2)なるべく歩きまわらないこと。はぐれた場所でじっと待っているほうが、仲間や救助隊に見つけてもらいやすい。
3)音をたてて、自分の居場所を知らせること。
4)水は大切に飲むこと。
5)そのまま夜をこさなければならないときは、あたりが暗くなる前に、シェルター(避難所)を作ること。
6)明るい間は、なるべく見通しのよい場所にいること。(見つけてもらいやすい)
7)ヘリコプターの音が聞こえたら、上空から見つけやすい場所に立って、大きく手をふろう。
8)助けが来るまで、落ち着いて待つこと。

このように、すごく実践的なアドバイスが満載☆ しかも子どもが自分一人で読めるように漢字には、ふりがながふってあります。
他にも、◆知っておきたい方位磁針の見かた ◆火のおこしかた◆安全な水を手に入れる◆熱中症にかかったら ◆寒いところで体温を保つには ◆竜巻が起こったら ◆落雷から身を守る……のような役に立つサバイバル知識が、覚えきれないほど、たくさん載っています(汗)。
しかも、それだけでなく、◆ライオンやトラに遭遇したら ◆山でクマに出会ったら ◆毒をもつヘビの見分けかた ◆海でサメに襲われたら◆ティラノサウルスに出会ってしまったら……など、本当にこんなこと出来るか?とツッコミをいれたくなるような、ネタとしか思えないサバイバス知識もあるので、楽しく読み進められると思います(汗)……ただし、これは覚えておいたほうがいいのかどうか、ちょっと悩みましたが……(笑)。
最後の「家族と防災についてチェックしよう」というページも、すごく役に立つと感じました。たとえば「避難場所をチェック」という項目では、「できれば二か所以上決めておき、実際に歩いてみて途中に危険な場所がないかもチェック!」と書いてありました。その他にも「家族と連絡する方法をチェック、非常持ち出し袋をチェック、家の中・外をチェック」などがあり、これらも、すごく大切なことなので、できれば家族みんなで読んで、避難場所や連絡方法を決めたり、実際に歩いて確認したりしてみて欲しいと思います。
とても参考になるサバイバル入門書でした。子ども向けの本ですが、大人にもすごく分かりやすくて参考になります。ぜひ、ご家族で読んでみてください☆