『世界のどこでも生き残る 異常気象サバイバル術』2015/2/19
トーマス・M・コスティジェン (著), ナショナル ジオグラフィック (編集)
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ゲリラ豪雨や台風、洪水、酷暑や厳冬など、頻発する異常気象や自然災害の仕組みを理解し、日頃の備え、災害に遭遇したときの対処法、災害からの復旧といった必須情報などを解説してくれる本です。
ナショナル ジオグラフィックが編集している本なので、自然災害にみまわれた現場写真がとにかく凄いです。非常に美しい写真なのですが……自然の怖さをまざまざと感じさせてくれます。
まず冒頭記事の「備える」で、安全確保のための3項目を教えてくれます(防災セットのためのリストもあります)。
1)情報を得る
2)防災セットを作っておく
3)避難計画を立てる
続いて、
Part1「雨による災害」雷雨・洪水・ハリケーン・台風・竜巻
Part2「乾燥による災害」干ばつ・山火事
Part3「猛暑による災害」気温上昇・熱波
Part4「寒さ・雪による災害」寒波・ブリザード
の4つの状況別の写真や、災害に遭遇した人の具体的事例(証言)、そして災害への日頃の備え、遭遇したときの対処法&復旧が、まとめて書いてあります。
すごく参考になるのですが……全体的に文章がだらだらと長いのが気になりました(汗)。各章の終りの「すべきこと・してはいけないこと」のまとめすら、一つ一つの項目が割に長い上に、重複しているものもあるので、少なくとも、この部分だけは「的確に短く明確に伝え」て欲しかったと思います。この本のコラム欄に「情報は的確に、短く明確に伝える」として、重要なメッセージはパニック状態であっても落ち着いてしっかり手短に伝える必要があると書いてあるので、なおさらそう感じてしまったのです(汗)。もし今後、改訂版が出るなら、改善を期待したいと思います。
さて、最近は夏の突然の豪雨など、異常気象が多くなっている気がするので、この本はすごく役に立つと思います。
個人的に、すごく参考になったのは、次のようなことでした。
・洪水の時には、近くの水たまりに足を踏み入れない(切れて垂れ下がった電線がある可能性があるため)
・服に引火した時には「止まれ」「倒れろ」「転がれ」(本能的に水を探して走ってしまいそうですが、走って消そうとすると、かえって火をあおってしまうとか)。
・ひどい凍傷の時には、患部を温める必要があるが、マッサージをしてはいけない(組織を損傷してしまう)。また感覚が麻痺している恐れがあるので、温めすぎにも注意する。
・暖房の設定温度を20℃以上に上げない。これを習慣づければ、寒さが予想より長引いても燃料を節約できる。
……などなど。実は、この暖房については、すでに習慣にしています。節約になるだけでなく、身体(免疫系)を鍛えることもできるので、お勧めです☆
すごく参考になる本でした。災害時に生き残れるように、家族で何度も読んで欲しいと思います。