『かげのむこうに 切り絵アート絵本』
ヴィルジニア・アラガ・ド・マレルブ (著), のざかえつこ (翻訳), & 1 その他
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切り絵を効果的につかった絵本です。
影絵のような切り絵のページの裏側には、動物たちが隠れています。切り絵の木の葉などの間から、ちらっと何かが見えていて、切り絵ページを開くと、動物がきちんと見えるというしかけで、「扉のむこうには何があるのかな?」系の絵本です(飛び出すしかけは、ありません)。切り絵ページの影が、ページに落ちるのを眺めて楽しむこともできます。
白と黒と蛍光朱色の三色だけで構成されていて、ページを開くと、左側に詩のような文章があって、右側には形ぬきされた(切り絵)ページ、その下に動物のいるページが重なって見えます(動物の一部が、隠された状態でちらっと見えます)。そして、この詩のような文章には、隠れた動物についてのヒントが隠れているのです。
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最後のページは、羽を開いた大きなくじゃく。羽についためくりしかけを開くと、それまで出てきた動物たちにもう一度会えます。
かなり厚みのある紙で作られているので、本を立てて飾ることも出来ると思います。
すごくシンプルなアート系の絵本なので、子ども向きというよりは、むしろ芸術好きの大人向きではないかと思います(もちろん子どもでも楽しめますが……)。特に切り絵好きの人にとっては、すごく気の利いた素敵な贈り物になるのではないでしょうか。