『パリと南仏へ行こう―ダヤンのスケッチ紀行 (中公文庫)』
池田 あきこ (著)
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池田あきこさんの、というより今回は池田さんと「ダヤンの」パリと南仏でのスケッチ紀行です☆ これは、絵本や児童書ではありませんが、イラスト満載の本なので、ここで紹介させていただきます。
今回は、モンマルトルの丘で「パリのこねこ会議」が行われるという設定で、池田さんたち一行は、わちふぃーるど代表の(?)ダヤンとバニラを連れて、パリへ旅立ちます。
今回の本には、文章+スケッチの部分と、漫画の部分があるのですが、文章+スケッチは池田さんたち人間の紀行文、漫画はダヤンの紀行文となっていて、一冊で二度おいしいです☆ 文章+スケッチ部分は、前回同様、旅先で描いたスケッチそのままという感じで旅の雰囲気がリアルに伝わってきます。そして漫画部分は、ダヤンたちが漫画で楽しいエピソードを紹介してくれます。
花の都パリをぶらぶら歩いて観光や食事を楽しみ、パリからバスに乗ってモンサンミッシェルへ。
そしてパリのリヨン駅からフランス版新幹線のTGVに乗って南仏へ。アヴィニヨンからはレンタカーの旅、光溢れる南仏プロヴァンス&コート・ダジュール。
さらに港町マルセイユからニースへ。地中海を渡るミストラルに吹かれて、ニースの海に酔いしれます。
巻末には、おまけとして、誰でも簡単にできる「カフェdeスケッチ」があり、池田さんが本書のスケッチを元に、「初心者にはボールペンがおすすめ」とか「ひとつ、強い部分を作ると、絵に立体感が出て立ち上がってくる」など、うまく見えるちょっとしたコツを教えてくれます☆