『蓼科日記 (中公文庫―てのひら絵本)』
池田 あきこ (著)
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池田あきこさんの蓼科での別荘生活を垣間見ることができるエッセイ集です☆
蓼科に別荘を建てるころ、池田さんはダヤンの架空の国わちふぃーるどを構想していて、蓼科の八子ケ峰に登って尾根を吹き渡る風を受けた時、「あっ、これはわちふぃーるどに吹く風だ!」と唐突に感じたそうです。
蓼科で見たり感じたりしたことが、わちふぃーるどの物語に息づいている……だから、わちふぃーるどの世界は、架空の国(異国)なのに、なぜか身近にも感じられるのですね。
このエッセイで、池田さんは蓼科の豊かな自然を満喫されています。タンポポは根をコーヒーにするだけでなく、葉をサラダにして食べられたんですね!(タンポポのコーヒーなどの作り方も簡単に紹介されています)。
春から冬の蓼科の素敵にワイルドな別荘ライフ。池田さんがスケッチした蓼科の自然などのイラストも素敵ですし、ところどころにダヤンやイワンもイラストで登場します。
そして、なんといっても、この本では池田さんのご主人や娘さんも登場し、他の本とは一味違った、生活感あふれるエッセイ集になっています。ちなみに、ダヤンのお墓も蓼科にあるそうですよ(ダヤンという名前は、池田さんの飼い猫の名前だったそうです)。