『折りCA5 京都おり』
cochae (著), 金谷 仁美 (編集)
見て楽しく、折ってさらに楽しい折り紙カードブックの第五弾で、ご当地おりがみの第一弾です。
厚手の折り紙ぐらいの厚みのページに、両面カラー印刷されています。表面は、右側の正方形に折り紙になる模様が印刷され、残りの細長い部分に、作品名その説明(日本語と英語)の他、出来上がり見本写真があります。そして裏面は、正方形の裏側部分が折り紙になる模様、細長い見本部分の裏側が折り方説明のイラストになっています。
ページの紙は、折った時に見栄えがするコシのある厚手の用紙が使われていますが、第一弾の『折りCA』よりは薄手になり、より折りやすくなりました。
また裏面の模様の一部に、メッセージを書ける場所が設けられていますので、そこにメッセージを書き込めます。ただし作品に仕上げてしまうと、メッセージは見えなくなってしまう場合がありそうなので、読んで欲しいときは、「裏を見てね」と伝える必要がありそうですが…。
折り紙やペーパークラフトが好きな人には、作品に仕上げずに、ページを切り取って(説明書きごと)贈った方が喜ばれるかもしれません。それなら裏面もすぐ見えますし。ただしページは定形封筒には入りきらないサイズなので、郵送する場合は定形外に入れるしかありませんが……。また折り紙作品に仕上げても、定形封筒に入らないものもあるようです。
なお、本の後ろに、練習用紙として、作品の一部が折り目だけのモノクロ印刷色紙でついているのですが、そんなに難しい折り方が必要な作品はないので、出来れば、折り目だけの紙8枚よりは、前半の24作品中の中から数枚を「練習用」としてつけて欲しかったなと思います。
さて、今回の作品は、舞妓さん、大文字、京野菜、抹茶ソフト、妖怪、お寺、和菓子など、京都の名産が24種です☆ 表紙を見ても分かるように、どれも色鮮やかで、和風ポップな楽しい作品です。
しかも今回は、作品の説明が日本語と英語の両方で書いてありますので、外国人へのお土産にしても喜ばれるのではないかと思います。折り方説明は日本語だけですが、折り方イラストがあるので、日本語が分からなくてもなんとか折れるのではないでしょうか。
またミシン目で切り離せば、すぐに折りはじめられるので、入院している友達へのお見舞いに使うのも良いのではないかと思います。