『和書:脳をきたえる パズルの世界』
ドーリング・キンダースリー (著), 菊池 由美 (翻訳)

『洋書:Mindbenders (Dk General Reference)(英語)』
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パズルや迷路で脳をきたえることが出来る、楽しいしかけ絵本です☆
まず表紙が見事です。カーブミラーのようなものが昆虫の複眼みたいにびっしり敷き詰められていて、周囲のものが異次元みたいに映りこみます。厚みのあるガラスのようにも見えるので、なにこれ? 手に取っても大丈夫なのかな、と不安に感じるほどです(笑)。
内容としては、パズル、迷路、暗号解読、立体探し絵があって、おまけにタングラムまでついています。ただしパズルの難易度はけっこう高いので、幼い子供向けではありません。小学校高学年以上の方におすすめします。
「かくれんぼ」というタイトルの立体探し絵は、抽象画の立体造形がとても見事で、飾って楽しむことも出来そうです。大型のしかけ絵本としては、「飛び出す」しかけが少なめかなとも思いますが、最後におまけでついているピラミッドやタングラムも楽しめますので、パズルとしかけ絵本好きとしては、とても満足です☆ また錯覚に関するページや手品の解説ページもあり、「へえ~、そうだったんだ!」に満ちています(笑)。もちろん脳トレにもなります。
パズルの難易度も、適度(数分から十数分で解けるものが多い)で、全問に解答と簡単な解説がついています。
ただしパズルには「解答欄」に掲載されている以外の「別解答」があるものがありますので、お子さんと答えあわせをする時には、「解答欄」に最初から頼らず、その答えが正しいかを自分でまず検証してみてください。例えば、P5の「色を揃える」には別解答がありました。またP18の「大あたり!」にも、5回((16×3)+17+35)で100になる別解答がありました。実は、パズルの解答ではこういうことが起こりがちなのですが(汗)、本当は「正しい」のに、解答欄に書いてある内容と違うのを見て「間違っているよ」と言ってしまうと、お子さんは混乱してしまいます。
えーと、それから、欲を言うと、せっかくタングラムなどの付録をいれる袋があるのだから、タングラムだけでなく、パズルで使うことが多い「鉛筆」と「コイン」を作れる厚紙の印刷用紙が入っていれば、もっと簡単にパズルを楽しめたのになと思いました。
また目の錯覚を教えてくれるページもあり、しかけを使って「錯覚」であることを確認できるものもあるのですが、すごく簡単なしかけなので、同じようなしかけで「長さの錯覚」なども教えてくれると、もっと充実感が出たのにな、とも思ってしまいました(汗)。
それでもこの絵本には、しかけで楽しめるパズル、暗号解き、探し絵、タングラムなどがあって、しかけ絵本好き&パズル好きにとっては最高に楽しめる絵本です☆
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・2ページ目:目次(しかけなし)(※1ページ目は表紙)
・3~4ページ目:パズル(しかけなし)
・5ページ目:パズル(色合わせ円盤のしかけあり)
・6~12ページ目:パズル(図形、論理)、一筆書き、迷路(しかけなし)
・13ページ目:暗号解き(暗号円盤のしかけあり)、論理パズル
・14~15ページ目:目の錯覚(色の錯覚のしかけあり)
・11~12ページ目:立体探し絵(大きな飛び出すしかけあり。三角を見つけるのが少し難しくて、見つけると「わあ!」と嬉しくなります)
・18~27ページ目:パズル、手品のような不思議現象の解説(しかけなし)
・28~29ページ目:パズルの解答(しかけなし)
・30~31ページ目:部品をつかったパズルの問題(31ページ目は袋になっていて、タングラムなど、とても楽しめる4つのパズルの部品が入っています。部品の一部は、最初に組み立てが必要なものもあります)