『おりがみパズル』2017/12/8
大原まゆみ (著)

一つ一つのパーツは簡単につくれるのに、連続して組み合わせることで、不思議な美しい幾何模様を作ることのできる折り紙の本です。
「おりがみパズル」というタイトルだったので、いわゆる「数学パズル」的な内容もあるのかな?とちょっと期待してしまったのですが(汗)、「数学パズル」的な要素はほとんど感じられませんでした。だから「難しい問題で頭を鍛えるパズル」要素を求める方には向かないと思いますが、「指先を動かし考えながら作業をすること」は楽しいだけでなく、脳トレにも役に立つので、それほど期待外れではありませんでした
と言うよりもこの「おりがみパズル」、むしろ「難しいパズルはしたくないけど、楽しくて簡単な脳トレをしたい」と思っている人にこそ最適だと思います。なぜなら、この本で紹介されている作品の、一つ一つのパーツを作るのは、本当に超簡単だからです。
子どもの頃から工作好きで、もちろん折り紙の鶴もたくさん折ったことのある私ですが、「折り紙」って意外に難しいんですよね。「一枚の紙」を折るだけでなく、また開いて、今度はその一部を反対側に折る、さらにその一部を開いて45°の方向に折り返す……説明イラストを見ても頭がこんがらかり、手元の折った紙は折皺でしわくちゃ……これを使って折り直そうとすると、ますます訳が分からなくなっていく……そんな経験ありませんか?
ところがこの本で紹介されている作品は、一つ一つは本当に簡単。一見複雑そうに見えるパーツも、実は、「折る」だけでなく「切り目を入れて折る」ものも多いので、とにかく意外に簡単に折れるものばかりです。それをたくさん組み合わせて(貼りつけることもあります)、一つの作品に組み立てているのです。

だから、この作品は、「みんな(共同作業)で組み立てる」のに向いています。折り紙が苦手な人のいる介護施設でのレクリエーションや、外国人、子どもたちを交えてのパーティなどで大活躍しそう☆ たくさんのカラフルな色の折り紙(表裏が違う色)と、作品を貼りつけるための大きめの台紙、はさみ、セロハンテープ、のりなどを準備して、みんなで楽しみましょう☆ ちょっと不出来なものが混じっていても、組み合わせる人のセンスがよければ、それをアクセントとして活かすことだって出来ると思います。すごく不出来なやつの場合は、よく出来ている部分だけが見えるように、他のパーツを重ねてしまうことだって出来るんですから(笑)。
レクリエーションやパーティの余興として、楽しく活用できる本だと思います。お勧めです☆