『マンガでやさしくわかるインバスケット思考』2016/8/26
鳥原 隆志 (著), 星井 博文 (その他), 稲垣 まこと (その他)

企業の昇進昇格試験にも使われているビジネストレーニングの「インバスケット」を、マンガのストーリーを読みながら楽しく(?)身につけられる本です。
「インバスケット」とは、架空のビジネスマンになりきって、限りある時間のなかで多くの案件をより成果が出るように処理していくビジネストレーニングのことで、思考力、判断力、問題解決力を実践的に磨くノウハウを習得することが出来るトレーニング法です。
この本は、実家の居酒屋を継ぐことになった若い女性・岩崎あかねの立場になって、オープン初日の混乱をインバスケット思考で乗り切ることで、「優先順位を決める力」、「問題解決力」、「判断力」を向上させるトレーニングを行っていきます。次の3つのStoryがあり、Story1では「優先順位を決める力」、Story2では「問題解決力」、Story3では「判断力」が試され(トレーニングされ)ます。
・Story1 新生「赤とんぼ」開店準備
・Story2 いざ開店! そして再び問題発生!
・Story3 雨が止まない! その時、店は!?

個人的に一番大変だったのは、やはりオープン初日の開店中に起こるたくさんの問題への対応が問われる「Story2 いざ開店! そして再び問題発生!」。こんなに問題が発生したら、頭が混乱して冷静な判断ができなくなりそう(汗)。(しかも夕方には、ゲリラ豪雨でお店の中にまで雨水が入ってくる事態にまで襲われるという鬼設定です(涙))
それでも、重要な案件の処理については、4つのパターンから選んで回答すればいいので、意外に考えを整理しやすくて、なんとか正しい処理が出来たように思います。
この本は大筋のストーリーがマンガで進められていくので読みやすく、途中には文章での簡単な解説があり、章ごとに「まとめ」も書いてあるので、「インバスケット思考」のエッセンスを理解しやすいと思います。
突き付けられてくる問題は難易度が高いですが、現実にも起こりそうなことなので、こういう形で「仮想体験」しておくと、現実に発生した時に、正しい処理をしやすくなると思います。「インバスケット思考」は主に管理職向けのトレーニング法ですが、現実に近い状況設定で、困難な問題に対処する「仮想体験」をすることは、一般のビジネスマンにとっても、とても役に立つと思います。ぜひ読んでみてください。お勧めです☆