『Pythonスタートブック』2010/4/24
辻 真吾 (著)

GoogleなどのWebサービスで人気のスクリプト言語「Python(パイソン)」は、初心者のプログラミング学習に最適な言語です。この本は説明がとても丁寧なので、プログラミングの知識がほとんどない方でも理解できる、とても親切なPythonの学習書だと思います。プログラミングの基本の基本から、データ型を駆使した本格プログラムまで、豊富なイラストとサンプルを使って、Pythonならではのプログラミングのノウハウを詳しく解説してくれます。(……というかこの本は、説明が本当に丁寧なので、他のプログラミング言語を使った経験がある私にとっては、説明のテンポがのろくて冗長に感じてしまうほどでした(汗))。
Pythonに関する基礎知識だけでなく、付録Aに「プログラミングの準備作業」として、「ファイルの拡張子を表示する」などのWindowsのフォルダオプションの設定の仕方までの解説があり、本当に「初心者に優しい」解説になっているなーと感心させられました。さらに付録Fでは、「コンピュータの歴史とPython」など、コンピュータの基礎の基礎すら簡単に解説してくれます。かなり親切なPythonへの入門学習書だと思います。
また、「はじめに」によると「Pythonは最初に学ぶプログラミング言語としては非常に優れています。覚えることが少なくて済みますので、すぐに使えるようになります。また、Pythonは実際のシステム開発でも多く利用されていますので、学んだ知識が今後さまざまな場面で役に立ちます。」だそうですし、PythonはC言語などとは違って、コンパイルの不要な「スクリプト言語」なので、いちいちコンパイルなどの手間をかけずに実行させることが出来て、プログラムの動作チェックもしやすいのです。
しかもこのPythonは、手のひらサイズのLinuxパソコン「Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)」を動かすための言語でもあるので、Raspberry Piでコンピュータのハードウェアの動作を学び、Pythonでプログラム言語を学ぶことで、コンピュータ全体について、実践的に深く学ぶことが出来ると思います。はじめてプログラム言語を学ぶ方は、この本を利用してPythonを学んでみてはいかがでしょうか☆ これを読むことで、「オブジェクト指向」の考え方もなんとなく理解できるようになるので、他の類似した言語を学ぶときにも役に立つと思います。