『決定版 おりがみ大全集―伝承のおりがみから暮らしの紙小物まで』2016/4/8
主婦の友社 (編集)

「鶴」や「兜」などの伝承折り紙から暮らしに使える紙小物まで、簡単で折りやすい折り紙を教えてくれる本です。
内容としては、まず「1 昔から伝わるおりがみ」で、子どもの頃に折ったことがあるような、古典の折り紙の折り方を教えてもらえます。「コップ」「さいふ」「家」「オルガン」「兜」「金魚」「やっこさん」「はかま」「ぱくぱく」「紙鉄砲」「めんこ」「ぶんぶんごま」「手裏剣」「二艘舟」「風車」「だまし舟」「舟」「鶴」「風船」というラインナップに、思わず、おお、懐かしーと歓声をあげてしまいました。
大型の本なので説明イラストも大きく、子どもでも読めるように、文字にはふりがながふられています。折り紙作品も簡単なものがほとんどなので、幼児の知育にはもちろん、高齢者の方の楽しいレクリエーションや脳トレにも役立ちそう。本の内容は幼い子向けのようなやさしい書き方になっていますが、写真でも分かるように、本の表紙は「大人向け」になっているので、プライドの高い高齢者の方でも、手に取りやすいと思います(笑)。
もちろん本の冒頭には、「基本の折り方と記号のルール」が、大きなイラスト&丁寧な説明で書いてあるので、まったくの初心者でも、この本だけで作品を作っていけると思います。
「1 昔から伝わるおりがみ」の他には、「2 動物と虫のおりがみ」「3 水辺の生き物と鳥のおりがみ」「4 乗り物のおりがみ」「5 花と植物のおりがみ」「6 遊べるおりがみ」「7 使えるおりがみ」「8 暮らしのおりがみ」「9 季節と行事のおりがみ」があり、定番の作品など、全部で146種類もの作品を作ることが出来ます。ほとんどの作品は簡単なものですが、中には「番傘」や「くす玉」など、糊や糸などを使う、ちょっと複雑で豪華な作品もあって、かなり作りごたえがありそう。
ただ……大型で、しっかりした上質紙が使われていて、一応は「開きやすい製本」になってはいるようですが、折っている間中ずっと「開きっぱなし」にしておけるよう、雑誌のような構造か、リング綴じになっていると、もっと良かったのになーとも思います(汗)。
個人的には、折り紙などは、「楽しい気分転換」程度にやりたい方なので、ほぼすべての作品がそれぞれ数分で折れる、このような本は、すごく嬉しいです。「9 季節と行事のおりがみ」には、「お雛様」「三人官女」「鯉のぼり」「クリスマスツリー」などが入っていますので、それらしい千代紙や色紙などを準備して、折り紙パーティを開くのも楽しいと思います。
簡単に折れる楽しい作品がいっぱい。子どもから大人(幼児から高齢者)まで、誰でも楽しめる折り紙の本で、一冊持っておいて損はない保存版の本です。お勧めです☆