『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』2017/4/13
樺沢 紫苑 (著)

精神科医の樺沢さんが、脳科学的な観点から効率的な「時短術」を教えてくれる本です。
朝は、集中力が高まる「脳のゴールデンタイム」をフル活用する。昼は、「脳にいいリセット術」でダラダラ仕事を脱する。夜は、「正しい運動」がくたくた頭をシャキッとさせるのです。
「自分の趣味の時間、楽しむ時間、家族と過ごす時間を大切に、「リフレッシュ」を意識する。完全回復して、睡眠をきちんととって、定期的に運動する。それによって、脳のパフォーマンスは最大まで高まります。」のだとか。この一文に、この本の内容が端的にまとめられています。実は、全体の内容は、このサイトでもすでに紹介済の「時短術+睡眠術+健康術」をうまく再編成したような意外と一般的なものでしたが、それだけに安心して実践できるものでもあります(私自身も実際にすでに実行中で、効果を実感できているものが多かったです)。すでにこの手の本をたくさん読んでいる方には、既視感のあるものが多いと思いますが、時短術や睡眠術の本をあまり読んだことがない方には、とても役に立つと思います。
個人的に特に参考になったのは、「第3章 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術」で紹介されていた「外出ランチ・リセット術」。昼食(外食)のために仕事場から外出するのは、次の3効果が期待できる最高のリセット術になるそうです。
1)平常心に戻るセロトニン効果(光・リズム運動・咀嚼)
2)記憶力アップの場所ニューロン効果(歩く・移動・場所を変える)
3)ひらめき力があがるアセチルコリン効果(いつもと違う新しいレストランを試すなど、マンネリを打破することで)

なるほど……外出ランチは、仕事にきちんと一区切りつけられて、リフレッシュできると感じていましたが、これにはちゃんと科学的な理由もあったんですね。
また「運動」が「脳にもいい」のも実感していましたが、それにも次のような科学的根拠があるそうです。
1)海馬の神経を増やし、長期記憶を強化する
2)脳を育てる
3)運動直後から学習機能がアップする
4)頭がよくなる
5)作業記憶がよくなる
6)ぐっすり眠れる
7)やる気が高まる

だから「時間がない」人ほど、運動すべきなのだそうです。運動すると作業効率が上がるようになるので、逆に余裕時間が生まれるのだとか(運動で1日が2倍になる)。
時間を効率的に使うためには、健康であることが一番なのだと思います。この本では、「時短のための小手先のワザ」よりも、「時短のために健康的な生活をする」方法を主に教えてくれるので、「時短」だけでなく、人生をよりよくするためにも役に立ちそうな気がします。ぜひ読んでみてください☆