『図解 うまくなる技術 行動科学を使った自己成長の教科書』2017/5/15
石田淳 (著)

行動科学マネジメント研究所所長の石田さんが、企業や教育現場で実際に駆使している手法の中から「自己成長」という視点で厳選した11の「行動技術」を紹介してくれる本です。
その11の「行動技術」とは、ずばり次の11項目。
1)気持ちを整えて始める
2)目標は具体的に設定する
3)使える時間を見積もる
4)小さく始める
5)お手本やライバルを見つける
6)自分の現状を知る
7)自分の行動を検証する
8)楽しくなる仕組みを作る
9)続けられる仕組みを作る
10)失敗を楽しむ
11)本番に強くなる

……と、意外に普通の方法ばかりですが(汗)、本当に役に立つ方法っていうのは、だいたいは「一般的によく言われている方法」ですよね。それでもこの本は、「うまくなるための心構えや方法」を総合的に紹介してくれるだけでなく、すごく分かりやすく説明してくれるので、とても読みやすいです。さっと読むだけなら、一時間ぐらいで読めてしまうほど(笑)。
そのなかに、私自身も実際に使って効果的だと思っている方法が、いくつも書いてありました。
例えば、「うまくなる人は、自分にメリットを与えるのがうまい」。何かを初めてやる時や、継続してやり続けなければならない時、「やらないと叱られるから」やるのだと、楽しくないし続きません。例えば「廊下を掃除する」時でも、「やると綺麗になって気持ちがいい(成果が目に見える)」とか「エクササイズにもなる」などのメリットを考えると、やることが「自分自身にプラスになる」と感じられて、楽しく始められますし、続けられます。
また「うまくなる人は、行動を開始する時間も決めてしまう」。エクササイズなど習慣化したいことは、「やる曜日と時間を決めておく」と自然に続けられるようになります。
さらに「うまくなる人は、行動しやすい環境を整えている」。エクササイズなどをする場所を確保しておく、普段から運動しやすい服装を着るようにすると、「準備時間」が必要ないので、すぐに行動に移れるようになります。
そして、私自身はあまり使っていなかった方法も書いてあって、参考になりました。それは、「うまくなる人は、行動する時間と振り返る時間を分ける」、「うまくなる人は、「成果につながる行動」を見つけている(振り返りの習慣をつける)」というもので……うーん、確かに、自分の行動を「評価する」ことはあまりしていなかったかも……と反省させられました。
仕事や勉強などで、「初めてやることに不安を覚える」、「続けるのが苦手」という方には、参考になることが多いと思います。ぜひ読んでみてください☆