『パズリカ』2009/9/11
伴田 良輔 (著)
(表紙写真)
ひらめき系の古典的なパズル本です。
100年前の天才パズル作家のサム・ロイドさん(米)とデュードニーさん(英)が考案した名作パズルを中心に、オリジナルも加えてあるとか。
タイトルの『パズリカ』の意味は、「パっとひらめく。ズっと考える。リくつ(理屈)で攻める。カんどう(感動)する。」なのだそうです。パズル+理科でパズリカなのかと思ってた……。
さて、「パズルはむずかしい」と思い込むのは、制限時間を気にすることからきているそうです。この本のパズルには制限時間は書いてありません。ゆったり楽しく、何度も考えて解いて欲しいそうです。
そして「パズルは美しい」ということにも気づいて欲しいとも言っています。確かに、この本の表紙はなんかカッコイイし、中のイラストも古風な感じで素敵です。そしてなんと言っても「解き方」が美しいものも多かったような気がします。
全体的には難問は少なくて、そんなに長時間はかからないかな、と感じましたが……よく考えると、この本に収録されているのは「古典的名作」なので、パズル好きの人にとっては、解き方の道筋が既知のものが多いからかも(笑)。それと、あまりにも時間がかかり過ぎるように見えるもの数点は、最初からパスして解答を見ちゃったせいかも(汗)。もちろん全問に解答があります。
ひらめくパズルあり、図形パズルあり、数字パズルあり……パズルの種類もバラエティに富んでいて楽しめます。
個人的に、「おお」と感動したのは、「100円玉の挑戦」。一筆書きで丸印の中に100という文字を書くという問題ですが、「その手があったか!」という解答でした。ちょっと反則っぽくも感じましたが……。
そして「そんなのアリかよ!」とツッコミをいれたくなったのは、「8つの橋の問題」。川にかかる8つの橋全部を一度だけ渡っていけるか、という問題ですが……この問題は、パズル好きの方が、むしろ解けないかも……。川をよく見ましょう……。
なおネタ元がロイドさんなので、『サム・ロイドの「考える」パズル』と問題の一部が重複しています。今回も、切り取って使えるパズルの部品が付録としてついています☆ たとえば、「タングラム」というパズルを解くときには、三角や四角の部品をコピーして作らないと解きにくいのですが、これには切り取って使えるものが付録として提供されているのです。
美しいパズルを眺めるだけでも楽しいのに、すごく楽しく遊ぶ(悩む?)ことも出来る本でした☆