『ねずみのおくりもの (さわるしかけえほん)』2009/10
デビッド ペルハム (著), David Pelham (原著), きたむら まさお (翻訳)

シンガポールのおじさんからの贈り物の小包をめぐって、小ねずみたちが大騒ぎするしかけ絵本です。
表紙に「さわるしかけえほん」とあるように、あちこちに「ざらざら」や「ふかふか」した手触りの素材が使われていて、普通の絵本とは違う触感を楽しむことも出来ます。インクも、きらきらした銀色や、つるつるした光沢のあるものが所々に使われていて、その違いも楽しめます。
普通、こういう「さわるしかけえほん」は、平面的なしかけが多いのですが、さすがは名手のペルハムさんの絵本、飛び出すしかけもバラエティ豊かに充実していて、何度読んでも飽きずに楽しめます。ただし「さわるしかけえほん」にしては、「さわる」部分は意外に小さいのですが、さわれる部分が大きいと何度も触った後で汚れが目立つようになってしまうので、むしろこの方がいいのかもしれないな、とも感じました。
そしてなんと言っても、ねずみたちの表情がかわいい☆
表紙のイラストでも分かるように、トボけた表情がなんとも言えず可愛いです。ペルハムさんの「にゃんくろう」シリーズもこのねずみシリーズも、価格が安い(この絵本は1600円+税)割に内容も面白く、しかけの技法も充実した素敵な絵本で、お勧めです。

・1~2ページ目:ページを開くと、おじさんからの贈り物の小包が大きく飛び出します。小ねずみたち大騒ぎ。
・3~4ページ目:小包を運ぶ小ねずみたちの行進。スポンジ入りビニールや、波型の凸凹、つるつるした光る機械(?)の手触りを楽しめます。機械のつまみを回すと、ヘビが出てくるしかけあり。
・5~6ページ目:小包を運ぶ小ねずみたちの行進。ヘビのウロコや、赤ちゃんのふわふわ毛布(?)や、マッチを擦るためのザラザラな部分の手触りを楽しめます。
・7~8ページ目:ページを開くと、壁のアーチ状の穴の中に小包を入れようとする小ねずみたちが飛び出します。右下のつまみを引くと、手品師の箱からばね仕掛けのイセエビが飛び出します。
・9~10ページ目:ページを開くと、壁のアーチ状の穴の中に小包を引っ張り込もうとする(?)小ねずみたちが飛び出します。右の箱からは妖精のようなチュウチュウ天使が飛び出します。プレゼントは毛糸の靴下?(ふわふわの手触りを楽しめます)。左の封筒を開くと、宇宙人モンスターが飛び出してきます。
・11~12ページ目:小包を運ぶ小ねずみたちの行進。小包をしばっている紐を切ろうとする小ねずみ。左下のつまみを引くと、色鮮やかな祭りの龍がうねります(ひもの手触りも楽しめます)。右のビンのふたをつまみ上げると、中からクモがのそのそ出てきます。
・13~14ページ目:ついに開かれた小包! 高く飛び出してきたのは、大きなお化けピエロ?(ナイロンの服を着ていて、手触りを楽しめます)。小ねずみたちビックリ仰天!