『洋書:Color Magic Sticker Play Book (Metropolitan Museum of Art) (英語)』2008/9/1
The (NY) Metropolitan Museum of Art (著)

付属のシールで自由にお絵かきを楽しめるしかけ絵本(英語版)です。
本の裏表紙にポケットがついていて、そこに赤・青・黄色の透明シールがぎっしり詰まったシートが9枚(各色3枚)入っています。円や楕円、三角や四角の細かいシールが全部で2000個ぐらい?あります。
本の中は、全ページ、つるつるにラミネート加工されていて、付属の透明シールを貼って剥がせるようになっています。付属の透明シールの素材は、薄いデスクマットに使われているようなビニールシート?のような感じなので、少なくとも数十回程度は「貼って剥がせる」のではないかと思います。
このシールを剥がして、絵本のページに自由に貼って絵を描く(?)ことが出来るのです。シールは赤・青・黄色の透明になっているので、絵の具のように「混色」が出来ます。つまり赤+黄色=オレンジのように、重ねて貼ることで色の変化を楽しむことが出来るのです。シールの形や大きさがいろいろなので、表紙のような色々な形を作ることが出来ます。
絵本の中のページには、簡単な線で「山の景色」や「海の景色」が描いてあり、シールで作ることが出来るような鳥などの造形物が、あらかじめ一部イラストで描きこんであります。それに合わせて、自分で何か形をつくって貼り付けることで、絵本のページの内容を自由に作っていくのです。
何を描いていいか迷う人のために、表紙や裏表紙など、あちこちに造形のヒントが描きこんであるので、最初はそれと同じ色・形のシールを探して、描いてみるのも良いと思います。また、すべてを自分で描きたい人のためには、イラストのない白紙のページも準備されています。
そしてこの絵本、中はリング綴じになっています。シールは薄いとはいっても重ね粘りすると、ページにでこぼこの厚みが出来てしまうので、リング綴じにしたのでしょう。さすがはThe (NY) Metropolitan Museum of Artの絵本ですね。よく考えられています。
この絵本は、お子さんの情操教育にすごく役に立つと思います。細かいシールを扱うことで指の器用さが鍛えられますし、色や形を考えて造形をして、うまくページ内に配置することで、芸術的才能を伸ばすことも出来ると思います。
ただしシールがすごく細かいので、あまり小さいお子さんには向かないと思います。シールを口に入れてしまいそうですし……(本には、3歳以下には向かないという注意書きがあります)。
絵本としては、かなりの重量がありますが(汗)、テーブルや床の上に置いてシールを貼って楽しむという使い方をするものなので、とくに問題ないでしょう。シールシートから剥がしてしまったけど使わないことにしたシールは、うしろの白紙ページに貼っておいてもいいと思いますし、A4サイズのクリアフォルダ(自分で別途購入)に貼り、裏表紙のポケットに保管してもいいのではないかと思います。(なお、絵本はA4サイズより小さいので、クリアフォルダのはみ出る部分は、はさみでカットして下さい)
子どもはもちろん、大人でも楽しめるほど芸術的で素敵なしかけ絵本です。お勧めです☆

・1~2ページ目:シールを使った混色の仕方や、造形例がイラストで説明されています(説明はすべて英語ですが、イラストを見るだけで、だいたい分かると思います)。
・3~4ページ目:山の風景の線描。鳥や木などのイラストもあり。
・5~6ページ目:海の風景の線描。魚やヨットなどのイラストもあり。
・7~8ページ目:道路風景の線描。車のイラストもあり。
・9~10ページ目:農場風景の線描。畑や人間のイラストもあり。
・11~12ページ目:室内風景の線描。本や猫のイラストもあり。
・13~14ページ目:宇宙の風景の線描。ロケットや土星のイラストもあり。
・15~17ページ目:白紙。