『新冒険手帳 【決定版】』2016/2/26
かざま りんぺい (著)

ロングセラーのアウトドアのノウハウ本『新冒険手帳』に、現代型災害のサバイバル術32ページを新規に加えた決定版です。
火を起こし、水を確保し、あり合わせのもので身を守って生き残る努力をする「生きていくための技術」、そんなアウトドアで使う技術は、大災害でのサバイバル術としても使えます。
『火を起こす』、『水を得る』、『切る(ナイフの使い方)』、『結ぶ(ロープの使い方)』、『食べる』、『獲る』、『寝る』などの他、なんとアウトドアで『ウンコをする』方法まであります(笑)。
その他にも時計や星を使って自分の位置を知る『測る』、応急措置の方法『救う』など、サバイバルに役に立つ総合的な知識を教えてもらえます。一冊あるとすごく役に立つ本だと思うのですが、『危険な生き物図鑑』だけは、白黒のイラストではなくカラー写真で教えて欲しかったなー、と少し残念に思ってしまいました(汗)。
それでも巻末付録の『災害時のサバイバルテクニック』の内容も充実していますし、本のサイズも手ごろ、お値段も1000円+税なので、ぜひ手元に置いておいてください。お勧めです☆
さて、サバイバルの本を多数紹介している私ですが、実は……「火を起こす」ことすら苦手です(汗)。以前にどこかの博物館で、古代の「弓ぎり式」発火装置(この本の中でも紹介されています)を使って火を起こそうと試みて……まったく出来なくて愕然としました(汗)。サバイバルの知識は、実践してこそ身につくものだなと痛感させられました。
ところで最近のお子さんたちは、鉛筆をナイフで削ったり出来るのでしょうか? 図工や技術の授業でカッターやのこぎりなどを使う経験はあるのだとは思いますが、ナイフはサバイバルの基本なので、たまには「りんごを剥く」など家事の手伝いをさせた方がいいと思います。一番いいのは、家族でキャンプをしてみることだとは思いますが、なかなかそんな機会は持てないかもしれませんね……(汗)。
それでも私たちは地震列島の日本に住んでいて、大地震などの災害にいつ出会わないとも限りません。ぜひご家族で、少なくとも一冊はサバイバルの本を読み、とっさの時にどうすべきかを考え、日頃から身体を鍛えておくとともに、防災用品を整えるようにしておきましょう。
アウトドア用品は、防災用品としても使えるものが多いです。この本の巻末付録『災害時のサバイバルテクニック』でも紹介されていますが、災害直後は瓦礫などが散乱しているので、靴底が厚いアウトドアブーツがあると便利です。
また日用品として、「トイレットペーパーとごみ袋、ガムテープ、軍手」は少し多めに備蓄しておくと、災害時にも安心なようです。ついでに、ビニール紐もあるといいかも。
とても参考になるサバイバルの本でした。防災の準備に役立ててみてください。