『洋書:Silhouette Theatre – Sleeping Beauty(英語)』2017/3/7
Simon & Schuster UK (著)

『和書:眠れる森の美女』2016/10/7
ロッテ・ライニガー (イラスト), いよりゆうこ (翻訳)

100年の眠りにつく美しい姫のおとぎ話を、美しい繊細な黒い影絵で表現した幻想的なしかけ絵本です☆
物語は、森のお城で美しい王女が誕生する場面から始まります。誕生祝パーティに招待された妖精たちが次々に王女を祝福する中、一人だけ招待されなかった悪い妖精が現れて、招待されなかった腹いせに、王女に「16歳になったとき紡ぎ車の針に刺されて死ぬ」という呪いの魔法をかけてしまいます。それでも、まだ王女に祝福を与えていなかった薔薇の妖精が、せいいっぱいの力で「針には刺されるが、死なずに100年の眠りにつく」と呪いを緩和してくれます。
心配した王様たちは城中から紡ぎ車を撤去しますが、王女は16歳の誕生日に、城の塔のてっぺんにあった紡ぎ車を見つけ、その針に刺されてしまいます。こうして呪いは成就し、城は100年の眠りにつくことになりました。そして100年の時が過ぎ、一人の王子が現れて……めでたしめでたし♪になるという愛の童話です。
イラストの影絵がとても繊細で美しく、切り絵となって飛び出してきます。シンプルな暗色系の淡い色彩の背景に、切り絵の影が落ちる雰囲気がとても幻想的で、妖精や魔女が息づいている中世のお城の情景が、静かに浮かび上がってきます。眺めていると、古い城の豪華な居室の暖炉の炎に照らされながら、おとぎ話を読んでいるみたいな気持ちになれそうです☆
表紙でも分かるように、この絵本はとても上品な大人っぽい装丁で作られているので、子ども向けというよりも大人の女性向けではないかと思います。内容もハッピーエンドで素敵なので贈り物にしても喜ばれると思います。

・1~2ページ目:美しい王女誕生場面の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。
・3~4ページ目:王女誕生祝いの招待状が妖精に手渡される場面の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。
・5~6ページ目:悪い妖精が王女に呪いの魔法をかける場面の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。
・7~8ページ目:薔薇を持つ美女の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。
・9~10ページ目:老婆の紡ぎ車の針が王女に刺さる場面の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。
・11~12ページ目:茨に覆われる城の情景の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。
・13~14ページ目:森の中に馬を進める王子の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。
・15~16ページ目:王子が王女の頬にそっと手を伸ばす場面の影絵が飛び出します。周囲に影絵のイラストと物語。