『アナと雪の女王: 木のペンでけずってかくキラキラおえかき』 2016/6/28
科学編集室 (編集)

「アナと雪の女王」をモチーフにしたスクラッチアートの本です。
スクラッチアートというのは、「スクラッチ用に黒く塗られた紙を削って下絵の一部を出す」というやり方で絵を描くもので、下絵としては鮮やかな色やキラキラした金銀が使われていることが多く、黒い画面の中で、ペン先で削った部分だけが鮮やかな色彩になるという印象的な作品を作ることが出来るものです。基本的に黒い画面に描くので、モチーフとしては花火や夜景などが使われていることが多いです。
この本は、下絵に「アナと雪の女王」の世界がモチーフとして使われています。黒い画面を削ると、鮮やかな「アナと雪の女王」が出て来るので、この世界が好きな方にとっては、たまらなく素敵な本だと思います。
A4ぐらいのサイズの箱の中には、B5ぐらいのサイズのスクラッチアート本と、木製スクラッチ専用ペン1本、アナと雪の女王のステンシルプレート1枚が入っています。
スクラッチアート本を開くと、左ページは白くて、塗り絵やクイズなどが書いてあり、右ページは黒くて、スクラッチアートが出来るようになっています。そしてその中央には、白い薄紙がついていて、左右の白黒ページでの色移りを防ぐとともに、黒いスクラッチアートの表面を保護してくれています。この配慮が嬉しいですね☆ ページは切り離して飾ることも出来ます。
スクラッチできるページは9ページ、つまり9種類のスクラッチアートが作れます。灰色で模様が描いてあるので、それをガイドにスクラッチ用のペンで削って、きらきら輝くアートを描きましょう☆
でも、1番目のスクラッチアート「氷のお城」は、削り出し部分も多くて少し難しそうなので、最初は、まず2番目の「すてきななかまたち」の右側「だれのことかな?」を削ってみると、スクラッチする感覚が掴みやすいと思います。この「だれのことかな?」は、黒い紙に5つの額縁が描いてあり、その内側を削ると、下から雪の女王やアナの肖像が出てくるというもので、何も考えず額縁に添って単純に削れば良いだけなので、すごく簡単だからです。それにスクラッチアート用の黒い紙は、「一度削ると元に戻せない」ため、最初に削り始める時はちょっとどきどきしてしまうので、その意味でも、この「だれのことかな?」をやって肝試し(?)をしておくと良いと思います(笑)。ちなみにこの「だれのことかな?」は、左の「すてきななかまたち」クイズの答えになっているので、削る前に、まず左ページのクイズをやってから、削って答えの肖像画を出してくださいね。
こんな感じに、左ページには「塗り絵」「迷路」「まちがいさがし」などが書いてあって、スクラッチアートだけでない楽しみ方が出来るようになっています☆
さて、スクラッチアートの一部は、自分で絵を描かなければならないページもあります。きれいに描きたい場合は、書道半紙などの薄紙にあらかじめ下絵を描いておき、それを黒いスクラッチアート用紙の上に置いてボールペンなどで下絵をなぞると良いと思います。こうすると黒いスクラッチアート用紙の表面に下絵のヘコミが出来るので、それをスクラッチ用のペンでなぞると、下絵通りに削ることが出来ます。
また付属の「アナと雪の女王のステンシルプレート」を使っても、簡単にきれいに模様を描けます。このプレートは紙製なので、裏面を上にして(紙のつるつるした方(表側)が黒いスクラッチアート用紙につくように)使った方が、用紙につける傷が少ないと思います。実は私は最初、何も考えずに表側を上にしてステンシルしてしまったのですが、気づかないうちにステンシルプレートの端を押さえていたようで、その下の黒いスクラッチアートに、キラキラ光る直線の傷をつけてしまったのでした(汗)。……こんな間抜けなことにならないよう、気をつけてくださいね(苦笑)。
それと「スクラッチ」では黒いカスがかなり出るので、ティッシュとゴミ箱を近くに用意しておいた方が良いと思います。ペン先についたカスを、時々ふき取りながら削りましょう。またある程度削ったら、ティッシュで絵の表面を優しくなでるように拭くと、黒いカスを取りのぞくことが出来ます。
とても面白い本でした。黒い画面の下から「きらきら」の模様が削り出てくると、すごくわくわくしてしまいます。子供はもちろん、大人でもとても楽しめると思います。お勧めです☆
ところで、スクラッチアートの本は、2017年2月末現在では、まだ種類も少ないようで、この『アナと雪の女王』も品薄のため中古品が高価になっている場合もあるようですが、本体価格は¥1380+税です。ご参考までに。
なお、スクラッチアートは、「レインボー・ペーパーシート」のような名称で、100円ショップでも買えるようです。スクラッチアートを試してみたい方や、品薄のためにスクラッチアート本を手に入れられなかった方は、これを買ってやってみると良いかもしれません。