『美しい立体切り絵』 2016/7/26
朝弘 華代 (著)
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とても美しい立体の切り絵作品の作り方を教えてくれる本です。型紙があるだけでなく、巻末に「そのまま作品にできる色紙8種付き」です☆ この色紙を切り取って、切り線に沿って切り抜き、折り線を折って組み立てると……素敵な作品が出来上がります。表紙の青いバラも、ほとんどこの通りに作ることが出来る(はず)です。
色紙があるのは、「ティンカー・ベルと蝶」「ハート模様のバラ」「星のオーナメント」「雪の結晶のオーナメント」「不思議の国のアリス」「リボン」「アネモネのオブジェ」です。
嬉しいことに、この色紙作品の型紙も本にちゃんと掲載されています。だから色紙の型紙を使ってしまっても、(しまった、もうこの作品の型紙がなくなっちゃった……)と嘆く必要はありません。安心して作品作りを楽しめます☆
しかも作品用色紙がついていることで、色紙としてどんな紙を買ったらいいのかの参考にもなり、初心者にとっては嬉しいことだと思います。
本の内容は、まず作品のグラビアページがあって、切り絵の基本(道具、デザインカッターの使い方)解説があり、各作品の作り方解説(すべて写真付)、そしてオリジナル切り絵型紙集、最後に「そのまま作品にできる色紙8種」となっています。初めて切り絵に挑戦する方にとっても、とても分かりやすい内容だと思います。ただ……、作品に「ランプシェード」が二種あるのですが、どのようなランプが使われているのかが分かりにくかったので、出来ればランプの見本写真があると良かったのになと感じました(汗)。また「揺れるメッセージカード」の金魚は、差込口が重力方向に一致してしまっていて落ちそうな感じがするので、フック(鉤)状になるような切込みにした方が良かったのでは、とも思いました。この「揺れるメッセージカード」自体はとても素敵で、色んな色で作り置きしておくと、夏のメッセージカードとして大活躍してくれそうですが……。
さて、切り絵の基本は、「さしては抜く」点をつなげるように切ることと、「カッターを持つ手はそのまま」紙の方をこまめに回して切ることにあるようです。
実を言うと私は出来るだけ短時間で作品を仕上げたい方なので、この「さしては抜く」丁寧な切り方をするのは細かい部分だけで、周囲などの大きい部分は、はさみで切り取ってしまうことが多いです(汗)。このようにする場合は、まず型紙をよく見て、何か「手抜きが出来る(はさみで切れる)部分」がないかを探し、手順を考えます。そして細かい部分などカッターで切る部分すべてを「さしては抜いて」切り取ったら、型紙位置をもう一度よく確認して、はさみで切る部分に「鉄筆」などで筋目をつけます。後は筋目に添ってはさみで切り取れば、出来上がり☆というわけです。ご参考までに……。
付属の色紙はとにかく色のセンスが良くて、眺めるだけでもなんだか楽しくなってしまいます。ロマンチック系の美しい立体切り絵作品を、すごく簡単に作ることが出来るので、初心者の方にもお勧めです☆