『トヨタ 仕事の基本大全』2015/2/20
(株)OJTソリューションズ (著)
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「カイゼン」で有名なトヨタは、「改善」「問題解決の8ステップ」「5S」「リーダー研修」など独自のメソッドを作り出してきました。この本は、そのトヨタメソッドをすべてまとめた本(概要)です☆
トヨタで求められるのは、仕事の問題点を見つけ、改善し、日々進歩することだそうです。つまり、従業員一人ひとりが、自分の頭で考え、やりがいをもって仕事をすること……だからトヨタの現場は強いのですね。そしてトヨタは、「5S」、「問題解決の8ステップ」など、誰もがそれを実現できるようにするメソッドを作ってきました。
「5S」とは、(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のこと。このうち「整理」は、いるものといらないものを分け、いらないものは捨てることで、「整頓」は、必要なものを必要なだけ取り出せる状態にすることだそうですが……言うのは簡単ですが、実行し続けることは難しいことですよね(汗)。トヨタでは、実行しつづける「仕組み」づくりが肝心なようで、例えば台車の整頓については、「置き場所に線を引いておく」など、元に戻しやすい仕組みづくりを心がけているようです。
また「問題解決の8ステップ」は、「問題を明確にする→現状を把握する→目標を設定する→真因を考え抜く→対策計画を立てる→対策を実施する→効果を確認する→成果を定着させる」という、トヨタにしては意外に(?)普通のステップですが(汗)、「問題」には「発生型」と「設定型」があるという考え方が、とても参考になりました。
このうち発生型は通常の一般的な「問題」ですが、設定型は「今後半年から3年という期間で見たときに解決が必要な問題」だそうで、普通に考えると「目標」と言われるものの一つではないかと思うのですが、これも上記の8ステップで解決(達成)できると言います。
なるほど、と思いました。確かに「目標達成」よりも、「問題解決」と捉えた方が、より具体的に感じられ、実現しやすそうな気がします。
また「コミュニケーション」という項目のなかで、良い方法だと思ったのは、工長として新しい部署に配属された上司が、現場を歩いて、できるだけ多くの部下と接しようと思った時に実行したことで、なんとそれは、「ほうきとちりとりを持って毎日工場内を歩くこと」。こうすることで、自然と現場の問題点に気づき、部下と対話も出来たとか……素晴らしい方法だと思いました。なかなか出来ないことではありますが(汗)。
このように、この本は、仕事に関する基本を「心構え」「具体的方法」から教えてくれます。新入社員の方はもちろん、リーダーとなる人にも参考になると思います。まさに「ビジネスマンが一生使える本」、ぜひ一度読んでみてください。