『和書:ふしぎなあかいはこ (とびだししかけえほん)』2015/9/19
ソフィー ストラディ (著), ベルナール デュイジット (著), ジャニック コート (イラスト), & 4 その他
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夜明けの森にぽつんと置いてあった赤い箱をめぐる騒動。赤い箱と森の緑の対比が鮮やかで、ほのぼのとしたストーリーも楽しめます。
そしてなんといってもこの絵本の特徴は、ページをめくっても、真ん中の赤い箱はそのままで、周囲の状況だけが変わっていくところ☆ 海外の絵本『Popville』と同じ技法(各ページとも赤い箱の回りが切り取られているので、赤い箱がそのまま残るという技法)が使われているので、自然に時間の経過を感じることができるのです。
しかも赤い箱の周りに朝霧がたちこめる、虹のアーチが立ち上がるなど、ページをめくるたびに情景がバラエティ豊かに変化するとともに、一日の天候や時間の移り変わりを感じることもできます。
そして最後には……ついに赤い箱が開きます☆
しかけ絵本としては意外に薄くて、子どもの手でも持ちやすい軽さ・大きさ(A4より少し小さめ)、手ごろな価格(1800円+税)なので、贈り物にも最適だと思います。
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・1~2ページ目:夜明けの森の赤い箱。中央に赤い箱(立方体)が飛び出し、右上にふくろうたちのいる森が立ち上がります。
・3~4ページ目:霧のなかの赤い箱。赤い箱の周りに霧がたちこめ、羊やスカンクがそれを眺めています(赤い箱の周囲に飛び出すしかけ)。
・5~6ページ目:森にかかる虹のなかの赤い箱。赤い箱の上に虹のアーチが広がります。くまや森の仲間がそれを眺めています(赤い箱の周囲に飛び出すしかけ)。
・7~8ページ目:赤い箱のそばから逃げ出そうとする森の動物たち。赤い箱が震え出し(実際には変化しませんが……)、イノシシやスカンク、モグラや鳥たちが逃げ出そうとします(赤い箱の周囲に飛び出すしかけ)。
・9~10ページ目:赤い箱が開いて飛び出すロボット(ひねり飛び出し)。その周囲で喜ぶ森の動物たちと男の子(飛び出すしかけ)。