『ポップアップ とうさんはタツノオトシゴ』
エリック・カール
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エリック・カールさんの人気絵本『とうさんはタツノオトシゴ』のポップアップ版です☆
卵を守るとうさん魚たちを、タツノオトシゴのとうさんが励ましながら泳いでいきます。でも海の中には危険な魚もいっぱい。とうさんの卵は無事にかえるのでしょうか?……という絵本の内容に沿って、飛び出す・回転するなどのさまざまなしかけが展開していきます。ちょっとトボけた優しい話の流れと、しかけが本当にうまくマッチしていて素晴らしいです☆
しかけ技法的にも、最初の珍しい「回転仕掛け」から、「おお☆」と驚かせてくれて、「めくる」「飛び出す」「ページを開くと動く」「つまみを引くと動く」などの技巧が満載☆ しかも、それらがとても効果的に使われています。色もすごく繊細で心が和みます。
ただ……私の購入した本は、全体に「糊づけ」が雑な感じで、動きにくいものもあったのが残念です。また最初のページの「回転仕掛け」は、しっぽがひっかかりやすい上に、ページを単純に閉じるだけでは、タツノオトシゴがきれいに戻らないという欠点があるので、注意して扱わなければならないのが残念でした(汗)。(このページには「ゆっくりと開閉してください」という注意書きが挟んでありました。)
という点から、このポップアップ絵本は、内容的には幼いお子さん向けですが、取扱いの面からは大人向けだと思います……(汗)。
でも、とても見応えのある絵本です。取扱いには気をつかいますが、お勧めです。

・1~2ページ目:ページを開くと、タツノオトシゴのとうさんとかあさんがくるくる回ります(とても珍しい回転しかけなのですが、しっぽがからまりやすくて壊しそうになりがちです。ゆっくり開閉すること、閉じるときに二匹のタツノオトシゴの向きを揃えてあげること、などに気をつける必要があります)。ページ右脇を開くと、海藻に隠れたヘラヤガラ。
・3~4ページ目:トゲウオとティラピア。ページを開けるとトゲウオが飛び出します。ページ左脇を開くと、タツノオトシゴが飛び出し、サンゴにミノカサゴが隠れています。ページ右脇を開くと、ティラピアが首を回し、タツノオトシゴが飛び出します。
・5~6ページ目:ページを開くと、タツノオトシゴと水草(コノハウオ)、コモリウオが飛び出します。右ページのつまみを引くとタツノオトシゴが回転します。
・7~8ページ目:ページを開くと、飛び出してくる岩の後ろにタツノオトシゴが隠れます。下のつまみを引くと、岩陰からオニダルマオコゼが飛び出します。右ページのつまみを引くと、ヨウジウオとタツノオトシゴがゆらゆら動きます。
・9~10ページ目:左ページのつまみを引くと、ナマズの群れ(家族)とタツノオトシゴが飛び出します。ページ右脇を開くと、タツノオトシゴと子供たちが飛び出します(小さいタツノオトシゴがくるくる動きます)。