『サンダーバード秘密基地・超リアル模型付き ~全長50cm超!トレーシー島&サンダーバード1~5号ペーパークラフト~』
中村 宏治 (著)
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1965年から放送された海外特撮TVシリーズ『サンダーバード』。子供向けの人形劇ですが、秘密基地から颯爽と発進していくサンダーバード号など、緻密な特撮技術でたちまち全世界で人気となった伝説の海外番組です。
生誕50周年を記念して、2015年に本国イギリスで再び最新TVシリーズが始まりました。物語の設定は前回と同じで、元来のミニチュアワークと最新のCG技術を融合した新たな映像で生まれ変わったのです。
この本は、最新のTVシリーズではなく、50年前の初期シリーズを主に紹介しています(新シリーズの紹介も数ページあります)。
それにしても……この物語は2065年を舞台にしていたんですね! なんと、現在よりさらに50年後の世界です。つまり初期シリーズは100年後の未来を設定していたわけで……50年前から現在まで科学技術はすごく進んだはずだから50年前に考えた未来設定なんて大笑いではないかと思いきや……、この本を読むと、50年後には、この秘密基地は現実化しているかも、とまで思わされて驚きました。ストーリーガイドを読むと、1話目は「原子力旅客機」が危機に陥る話。その他にも3000mの超高層ビルだの、薬害で巨大化したオオワニだの、ストーリーの概要だけを読むと、50年前に考えられた話とは思えない感じがします。初期シリーズの関係者には、未来を見る目があったのですね……。
この本は、もちろんペーパークラフト目的で買ったのですが、初期のTVシリーズの紹介記事も充実していて、登場人物、秘密基地とサンダーバード号などのメカの解説や、ストーリー概要など盛りだくさん。新しく始まるTVシリーズを鑑賞する前にこれを読んでおくと、一層楽しめそうです。
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さて、いよいよペーパークラフトについてですが、本の後ろ半分がペーパークラフトの組み立て説明と部品ページになっています。部品は島の精密画像(ジオラマの写真のような感じ)で出来ていて、かなり本格的なペーパークラフトのジオラマが作れます。
ペーパークラフトのメイン題材に、秘密基地を選ぶあたり、「分かっているな~」と思います。サンダーバードといったら、島のヤシの木をなぎ倒して颯爽と発進してくるサンダーバード号☆ いかにも秘密基地っぽくて、驚かされるとともに、わくわくさせられます。(なんとこのジオラマでも「ヤシの木なぎ倒し」サンダーバード号発進を楽しめます)。
もちろんサンダーバード1~5号も作れる上に、そのうちの1~3号は秘密基地での格納・発進を楽しむことが出来るのです☆ しかも動かして楽しめるよう、ペーパークラフトの部品は、かなり丈夫な紙に精密に印刷されています。ペーパークラフトとは思えない高精密モデルです☆
「サンダーバード」好きにはもちろん、サンダーバードを知らない方でもとても楽しめると思います。2,250円+税とちょっと高価な本ですが、お勧めです☆