『ダヤンと風こぞう (DAYAN’S COLLECTION BOOKS)』
池田 あきこ (著)
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小さな絵本のシリーズ「DAYAN’S COLLECTION BOOKS」のなかの一冊で、風の赤ん坊を育てる猫のダヤンの物語です。
フォーンの森でみつけた「つむじ風」の赤ん坊を、ダヤンは家に連れて帰りました。透きとおって、きれいで、じっとしているようにみえるのに、よく見るといつもまわっているつむじ風の赤ん坊が、ダヤンはかわいくてたまりません。
「風を育てるのはたいへんだよ」とジタンは言って、タシールエニット博物館から借りた『上手な風の育て方』を見せてくれました。雨がかかったり、高いところから落ちたりしただけで、すぐに消えてしまうというのです（本当にジタンは、何でも知っています！）。
でもダヤンは風の赤ん坊に夢中。いたずらっ子の風を育てるダヤンを、街のみんなも楽しく見守っていました。
でもある日、うさぎのマーシィがイチゴのパイを持ってきてくれた日に……。
風こぞうの生まれ方が、とっても愉快です☆
わちふぃーるどの仲間たちとの楽しい日常が、さらに素敵に思えるような美しいイラストも満載です☆　これを読んだら、吹き荒れる風の日にも、心を和ませられるかも？（笑）。