『驚異の視力回復法―近視、乱視、老眼から白内障、緑内障まで』
中川 和宏 (著)
150423056AP01N
さまざまな視力の回復方法を教えてくれる本です。
近視と乱視で、パソコン作業が多い、とくると「目の疲れ」を避けることは出来ません。目が疲れた……肩が凝った……頭が痛い……。これをなんとか出来ないのか?
で、この本を読んでみました。
この本は、目のトレーニングや食事で、視力を回復する方法を教えてくれます。すごくいろいろなトレーニング法が書いてあるので、自分に合ったトレーニング法を見つけて実行してみてはいかがでしょうか。文庫本サイズなので、机の上に置いておきやすいし、気に入ったページに付箋を付けておいて、暇なときにやってみるといいと思います。最初のページに「3Dイラスト」が2ページあるので、それを見るだけでも楽しめます。
「2章 脳の働きを徹底活用―効果抜群のユニーク「視力回復法」」のなかで、「ピンホール原理(小さな穴を通して見ると、ものが良く見える)」という方法を使った回復法がありますが、これは「ピンホールメガネ(眼鏡のレンズ部分に、小さな穴の空いた黒いプラスチックが使われているもの)」を使うもので、早速、100円ショップで買ってやってみました(本の中では、類似した「アイバランスマスク」の手作り方法を教えてくれます)。
見え方はかなり気持ち悪いのですが、すごくよく見えてびっくりしました。
視力表を壁に貼り、メガネ(マスク)をして5秒見て、次に裸眼で1秒見るというトレーニング法です。見えるようになったら1、2歩後ろへ下がって同じことを繰り返すのですが……、かなり効果がありそうには思えましたが、目がすごく疲れるので毎日のトレーニングに取り入れるのは、やめました(汗)。それでもたまにピンホールメガネをかけると、自分の目と脳に「あれはこんな風に見えるものなのだよ」と教えることが出来るような気がします。
なお、アマゾンでのこの本のレビューを読むと、目に負担をかけさせすぎてダメだった……という経験談がありましたので、無理にトレーニングするのは良くないのかもしれません。どのトレーニング法を使ったのかに関しての説明はありませんでしたが……。目がすごく疲れる、と感じる場合は、すぐに中止した方が良さそうです。
さて、私がトレーニングとして実際に活用しているのは、「4章 実践!目と脳が蘇る「リハビリ・トレーニング」の中の「スピード遠近法」という焦点調節トレーニングで、お風呂に入った時にやっています。遠くの対象物と近くの対象物を交互に見る方法で、これなら、いつでも、どこでも出来ます(近くの対象物がない場合は、自分の指を見ます)。
続いて「乱視修正」の、上・下20秒ずつ、左・右を20秒ずつ見るというトレーニング、そして最後に目をぐるぐる回すトレーニング(自分で勝手に追加)をしています。
他のトレーニングもやっているので、この方法の効果だと断定は出来ないのですが、裸眼の視力が、少し良くなってきているような気がします。少なくとも悪くはなっていません(汗)。
また視力向上には、首こり・肩こりを治して血行を良くすることも大事なそうで、首こり・肩こりの簡単な体操も教えてくれます。首を前後左右に倒して回し、肩を回してストンと落とすだけの体操なので、これも、パソコン作業で疲れたと感じた時に、やってみるといいと思います。(でも、よく考えてみると、この本の中の、一番簡単&普通なトレーニング法しか実行していませんね(笑))。
この本には、この他にも、すごくたくさんのトレーニング法があり、全部やると、目が疲れて悪化しそうな気がしますので(笑)、自分に合っている方法を数種類だけ探すのに利用するといいのではないでしょうか。