『フランクリン・メソッド 首のリラックス、肩の解放 緊張を解き、なめらかに動く究極のエクササイズ』
エリック・フランクリン (著), ディスマー・ゆかり (翻訳)
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身体機能を改善し、パフォーマンスを向上させるというフランクリン・メソッドを教えてくれる本です。
フランクリン・メソッドは、身体の機能改善、アスリートなどのパフォーマンス向上をはかるために、経験解剖学、リコンディショニング・ムーブメント、メソッド独自の「イメジェリー」と呼ぶエクササイズを用いたボディワークで、エクササイズを通して、身体本来の自然な動きを取り戻す方法だそうです。
この「イメジェリー」がすごくユニークで、他のエクササイズとは一味違うところだと思います。印象としては、体内の気を循環させコントロールする「気功」にちょっと似た感じ。ひょっとして……漫画『ドラゴンボール』の「かめはめ波」を、攻撃ではなく癒しに使ったような感じかも(笑)。思想的には「瞑想」にも近いかもしれません。つまり、感覚やイメージを活用してエクササイズを行う方法で、身体をリラックスさせ、調和させることが出来るというのです。
ところで、なぜこの本を買ったかというと、パソコン作業などのデスクワークが多いせいか、首こり・肩こりに悩んでいたからです。とは言っても、実は、この本の方法を実行する前に、他の本の方法や、知人から教えられた「僧帽筋を鍛える」方法で、首こり・肩こりはかなり改善してしまっていたので、実際にはこのフランクリン・メソッドを行ってはいません(汗)。個人的には、筋トレで「僧帽筋を鍛えた」のが一番効果的だったように思います(汗)。
それでもこの本を紹介したいと思ったのは、フランクリン・メソッドというのが、かなりユニークなエクササイズ方法で、その感覚的なイメージの活用が、「リラックス」にとても効果的だと感じたことと、今現在、肩や首が痛すぎて筋トレが出来ない方には、すごく参考になる方法なのではと考えたからです。
この本(フランクリン・メソッド)では、呼吸・イマジネーションに注意してエクササイズを行います。
例えば「肩を楽にしよう」という項目では、「肩でするため息」エクササイズが紹介されるのですが、持ち上げた肩をゆっくり下げる時に、「チューインガムのように、筋肉繊維が伸びていくところを感じましょう」と書いてあります。その他にも、「肩にさざ波を起こす」とか、不思議な表現でイメージの仕方が書いてあり、これを読んでいくと、なぜだかそれだけで全身がリラックスしていって、気がつくと、呼吸がゆったりして心が穏やかになっているのを感じていました(笑)。イメージを表現する文章がすごく穏やかで優しいので、高いリラックス効果が得られるような気がします。
ただ残念なのは、「4章 調和する筋肉」など身体の構造イラストとともにエクササイズが解説される章以降では、エクササイズのイラストが少なくなり、具体的な実施方法が直感的には分かりにくくなっていくので、各エクササイズに、もっと分かりやすいイラストが欲しかったな、と思いました。
それはともかく、本の後半の「7章 机に向かってくつろぐ」では、机や椅子で行えるエクササイズも教えてくれるので、これもとても参考になると思います。
肩や首の緊張を和らげたいけど、強い筋トレはしたくない(または出来ない)という方は、この本を読んでみてはいかがでしょうか。