『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))』
P・F. ドラッカー (著), Peter F. Drucker (原著), 上田 惇生 (翻訳)
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経営学の大家のドラッカーさんが、優れた成果をあげるために、自らをいかにマネジメントすべきかについて教えてくれる本です☆
副題に「はじめて読むドラッカー」とある通り、これからドラッカーさんの本を読み始めたいと思っている方に最適の本だと思います。なぜなら、この本は、ドラッカーさんの著作10点、論文1点から、個人の生き方、働き方に関わる精髄を抜粋、編纂したものだからです。つまり、この本を読むことで、ドラッカーさんの考え方の概要を知ることができるだけでなく、次に読むべき本(もっと深く読みたくなった部分について詳しく書かれた著作)の名前を知ることが出来ます。
なお、ドラッカーさんとは、小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』に出て来るあの「ドラッカー」さんで、マネジメントの父とも言われています。
本書のPart1は、個人がおかれた状況を確認する「いま世界に何が起こっているか」から始まります。ここでは現在までの社会状況の見直しを通して、個人や社会の現状を再確認しています。そしてPart2「働くことの意味が変わった」、Part3「自らをマネジメントする」から、個人のあり方が本格的に論じられていきます。
Part3では、ドラッカーさんの人生を変えた7つの経験を通して、「努力し続けること」、「誇りを持ち、完全をもとめて仕事をすること」、「学び続けること」、「行動の目的を記録し、後日、実際の結果と比較すること」、「自分の強みを知ること」、「仕事を変えた時は、新しい仕事の要求するものを徹底的に考えること」などを学び、これが彼の理論の根底を形成してきたことを明かしてくれます。
さらにPart4「意志決定のための基礎知識」では、意思決定の秘訣やイノベーションについて、Part5「自己実現への挑戦」では、人生のマネジメントの方法などについて解説してくれます。
成果をあげるためには、「時間管理」「集中」「意志決定力」「学び続けること」などの正しい能力や習慣を身に着ける必要がある……社会において業績をあげ、何かに貢献し、成長するにはどう考え、行動すべきかについても、経験に基づいた具体的なアドバイスをしてくれます。
自らを、成果をあげる存在にできるのは、自らだけで、それが自分のためになる、とドラッカーさんは言います。
自己啓発のためにドラッカーさんの著作を読み始めたいと考えている方は、まずこの本か、ドラッカーさん関連の漫画の本から始めてみてはいかがでしょうか。