『写真でつくるポップアップカード』
マスダユタカ (著)
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写真でポップアップカードを作る方法を教えてくれる本です☆ 作品キットもついているので、実際に作りながら、作成方法を学べます。
ポップアップカードというと、絵やイラストが飛び出すのが普通ですが、写真を使うと、まるでジオラマが飛び出してくるみたいです☆
でも……ちょっとチープな感じもします(汗)。モチーフ表現に写真を使ってしまうと、一気にリアル感が増して、どうしても比較される相手が、本物の現実世界や、プラスチックで精巧にできたフィギュア(最近のフィギュアの芸術性は本当に凄いです)などになってしまうからなのでしょうか(偏見)。
それでもそのチープ感が、なんだかすごく楽しい☆ 昭和のおもちゃ感がします(笑)。それに写真をモチーフにしたポップアップカードは少ないので、カードなどを開けた時にかなりインパクトがあります。
この本を参考に、知人を写真のモチーフにしてポップアップカードにして贈ると、すごく喜ばれる(驚かれる?)のではないでしょうか。まあ……相手が大人だと、自分の写真が加工されるのを嫌がる人がいるかもしれませんが(汗)、赤ちゃんの写真などで誕生祝のカードを作ると、たぶんみんなが喜んでくれるのではないかと思います☆ 背景と、赤ちゃん写真だけで簡単につくれるカードの作り方の説明もあるので、それを見るとすぐに作れそうな感じがします(この場合、背景は無地の色画用紙を使っても構わないと思います)。
さて、この本は、写真でポップアップカードを作る方法を教えてくれるのですが、そのためには、まず写真を撮る必要があります。それも単純に写真を一枚撮影すれば良いというわけではありません。まず背景となる風景を一枚。そして立体として立ちあがる対象物は、見える範囲すべての側面をそれぞれ撮影する必要があるのです。
オリジナル作品の作り方で、まず登場するのが赤い郵便ポストをモチーフにした作品なのですが、郵便ポストのポップアップカードを作るには、郵便ポストの正面だけでなく、両側面から撮影した写真(つまり最低でも3面)がそれぞれ必要になります。当然のことですが、ポップアップカードも「立体」である以上、ペーパークラフト作品を作るのと同じなんですよね。だから、最初にオリジナル作品を作る時は、何度も撮影しなおせる素材、例えば自分の部屋にあるものを選ぶべきなんだなと感じました。
この本には、最終的にはオリジナル作品を作ることが出来るよう、撮影から組み立てまでの詳しい説明があります。また各パターンの作品キットがあるので、実際に組み立てて作り方を理解することも出来て、すごく参考になりました。
作ることが出来る作品のパターンには、ポップアップカード5種類(山形三連、3本ブロック、ツノつきの山、部屋と腰かけ、起き上がる豆腐)と、豆本(横開き、縦開き)、さらにマッチ箱の立版古まであります! 特にマッチ箱の作品は、マッチを取ろうとして何気なく箱をスライドさせ、中にこれが入っていたら、もの凄くウケること間違いなし☆ こんなマッチ箱があったら、絶対に欲しくなると思います(笑)。
切り取って作ることが出来る作品キット(全10種類)の内容も、とても面白いし、出来上がるものも、カードや豆本、マッチ箱など場所をとらないものなので、保管場所に困らないのも素敵です(笑)。
ポップアップ豆本やマッチ箱などは、とても珍しいものなので、しかけ技法に興味のある方にも参考になるのではないでしょうか。