『思い出の童謡・唱歌200 唄い出し索引つき』
成美堂出版編集部 (著, 編集)
「かごめかごめ」、「汽車ポッポ」などの懐かしい童謡が106曲、唱歌が96曲も収録されている本です。「懐かしい童謡」でも知らない曲が多いと歌えないのですが、これだけ曲数が多ければ、以前に歌ったことのある(歌える)歌を見つけやすいと思います。また、タイトルがわからなくても、唄い出しから引ける“唄い出し索引”と、タイトルで探せる“五十音索引”の両方がついています。
ところで、このように曲数が多いと、「持って歌詞を見ながら歌いたいのに本が重い……」ということになりがちですが、この本は、サイズも大き過ぎないし、重さも軽いので、手にもったままでも歌いやすいと思います。
その上、全曲に楽譜と歌詞が記載されています(譜面のすぐ下には歌詞の1番だけが記載されています)。
定番の童謡・唱歌が多いので、お子さんと楽しく歌うのにももちろん使えるのですが、新しい曲よりも、熟年層に人気の懐かしい曲が多く、どちらかというと高齢者のレクリエーション向きだと思います。「おじいちゃんに脳トレをさせたいけど、脳トレ・ドリルを嫌がって困る」とお悩みの方は、懐かしい歌で脳の活性化を図ってはいかがでしょうか。歌は脳を活性化させるだけでなく、気分も盛り上げてくれる効果があります☆ ただし自分一人で歌ってくれる高齢者の方は少ないと思いますので、少なくとも初めは、一緒に歌ってあげなければならないと思いますが(汗)。
実家に帰省する時など、この本をお土産に持参していくと喜ばれると思います。また、NintendoDSとDSソフトの『大合奏!バンドブラザースDX』を持っている方は、それも一緒に持参すると、思い出せない曲があったときに、楽譜を見ながら演奏することで思い出しやすくなると思います。ハーモニカやギターなどの楽器が得意な方は、それを使うともっと良いと思いますが……(残念ながらギター・コードの記載はないので、弾き語りはしにくいと思います)。
楽しく脳と気分を活性化させるのに、とても役に立つ本だと思います。