『ぐりとぐら』
なかがわ りえこ (著), おおむら ゆりこ (イラスト)
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ふたごの野ネズミ「ぐり」と「ぐら」の絵本(児童文学)です。1963年に発表されて以来、日本だけでなく世界各国で愛され続けている驚異的ロングセラーなので、子供の頃に読んだというお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。
♪ ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら
調子よく歌いながら森へでかけた「ぐり」と「ぐら」は、大きな卵を発見して、「食べきれないほど大きいかすてら」を焼きます。甘いにおいにつられて、森の動物たちが次々と集まってきて……おなべのふたをとると、ふんわり黄色いかすてらが顔を出します☆
というすごく単純なストーリーなのですが、ひょうきんな表情、優しい色彩、ふんわりと美味しそうなカステラの匂いまで感じられそうな絵本で、心がほっこり暖まります。
特にこの色合い☆ 何故だかすごく安心感があるのは、自分が子どもの頃持っていた色鉛筆や絵の具の色に似た色彩だからなのでしょうか。
でも……よく考えると、森で拾った大きい卵で作ったカステラって、食べても大丈夫なのか?とか、すっかりひ弱な現代人の私としては、なんだか心配な気がして、「いい子は真似をしないでね」などと無粋な注意をしたくなるのですが……まあ、いいか。ぐりとぐらは野ネズミさんだし、他のみんなも森の動物たちだから、お腹は丈夫なのでしょう(汗)。
そういうくだらない(笑)ことを心配しないで、自分たちの作ったカステラを森の仲間と仲良く分け合う、明るくて、おおらかな性格のぐりとぐらだからこそ、長年みんなに愛され続けているのでしょう☆